新たな階段を登るArmanaのOCR機能
最近、弁護士向け案件管理サービス「Armana」が新たにOCR機能を発表しました。この機能追加により、従来の文書格納方法から脱却し、効率的な業務運営が可能になることが期待されています。
OCR機能の背景
Armanaは、これまでも案件や顧問先に関連する文書・資料を効率的に保管するためのプラットフォームを提供していました。しかし、以前は文書の検索がタイトルや限られた情報に依存していたため、必要な情報を見つけるのが難しい場面が多くありました。新たに実装されたOCR(Optical Character Recognition)機能は、格納された文書をテキスト化し、本文全体からも検索可能にすることで、この問題を解決します。
新設された「ライブラリ」機能
OCR機能に合わせて新たに設けられた「ライブラリ」も注目です。この機能により、顧問先や案件に直接関連しない資料を管理することが可能になりました。ライブラリでは、フォルダを作成し、組織的に資料を整理・保管できます。
フォルダ管理の利便性
事務所内で共有したい文献や資料があれば、PDF形式でArmanaにアップロードできます。そして、OCR機能を活用すれば、ただ保存するだけでなく、全文検索もできるようになるのです。フォルダごとに閲覧者設定が可能なので、関係者だけに資料を共有することができ、情報の管理がさらにスムーズになります。
簡単なOCRプロセス
OCR機能は非常に手軽に実行できます。資料をアップロードする際に「OCR実行」にチェックを入れるだけで、自動でテキスト化が始まります。また、すでに保存されている資料についても、「OCR実行」ボタンを押すだけで処理が完了します。高い精度でのテキスト化が期待される一方で、100%の正確性は保証されないため、OCR結果を自由に編集することが可能です。
編集・ダウンロード機能
OCR結果に問題があった場合は、手動で修正し、最終的な成果物として保存できます。その際、元の資料もOCR結果もテキストデータとしてダウンロードできるので、業務の幅が広がります。さらに、資料内の任意の箇所にブックマークを追加できる機能も搭載。必要な情報に容易にアクセスできるように工夫されています。
全文検索の便利さ
テキストデータに変換された文書は、検索結果に表示され、文書内でのキーワードの含まれ方も一覧で確認可能です。また、画像データもOCR処理によりテキスト化されるため、視覚的コンテンツの中にも検索機能が適用される点が特徴的です。
無料試用のチャンス
現在、OCR機能および全文検索機能はβ版として提供されており、誰でも無料で試すことができます。Armanaを既に利用している方や、新たに導入を検討している方はこの機会を逃さず、お試しください。正式版は2025年夏にリリース予定です。
まとめ
新たに導入されたOCR機能とライブラリは、弁護士の業務をより効率的にサポートするための強力なツールとなるでしょう。文書管理や検索機能の革新により、洩れのない情報整理が実現します。
詳細な情報や試用希望の方は、
Armanaのウェブサイトや株式会社カイラステクノロジーの公式ページで確認してみてください。