日本初のWebブラウザ型解析プラットフォーム「C-DIAM」の登場
株式会社CyberomiXが、Pythia BioSciencesが開発したWebブラウザ型解析プラットフォーム「C-DIAM Multi-Omics Studio」の国内ライセンス販売を始めました。このツールは、特に日本のシングルセルオミクス研究の推進やデータ解析の多様化に対応すべく設計されています。研究者は煩雑なコマンド入力やソフトウェアのインストールを心配することなく、手軽にデータ解析に取り組むことが可能になります。
C-DIAMとは何か?
「C-DIAM」は、Pythiaが開発したSoftware as a Service(SaaS)型のマルチオミクス解析プラットフォームで、特筆すべきはその利便性です。Webブラウザ上で動作するため、ユーザーは特別な準備やインストールなしに、直感的なGUIを使って解析を行うことができます。このプラットフォームは、シングルセルRNA-seq、Spatialオミクスデータ、さらにはバルクRNA-seqなど、多様なオミクスデータの解析をサポートしています。
C-DIAMの主な機能には、以下のようなものがあります。
- - クラスタリングや差次的発現解析(DEG解析)
- - マーカー遺伝子の同定や細胞タイプ予測
d- パスウェイ解析や標的・バイオマーカー探索ワークフロー
d- URLや共有ノートブックを活用した共同作業のサポート
研究者の負担を軽減する理由
現代のシングルセルおよび空間オミクス研究領域では、扱うデータ量が増加する一方で、複雑な解析を行うためには高度なコーディング能力や環境構築が求められ、研究者にとって大きな負担となることも少なくありません。しかし、C-DIAMはそのような障壁を取り払うことで、研究者自身の主体的なデータ探索を支援します。
また、CyberomiXではライセンス販売に加え、導入支援や解析フローについての相談、さらにはVisium HDなどの既存サービスとの連携も提案しており、総合的なサポートを提供しています。
さまざまなニーズに応じた解析プラン
CyberomiXでは、研究者の目的やスキルレベルに応じた複数の解析支援メニューを用意しています。基本的な解析から始めたい方には、「CyberomiX基本解析プラン」を提供し、標準的なQC、クラスタリング、差次発現解析を包括的にサポートします。さらなる深い洞察を得たい研究者には、「CyberomiX応用解析プラン」を用意し、仮説検証型解析やカスタムワークフロー構築に対応。また、コマンド操作で自身で解析を行いたい方には、SeuratやScanpyなどのオープンソース解析環境も用意しています。
C-DIAMの価格とライセンス提供
C-DIAMのライセンスは、1ヶ月から1年までのさまざまなプランが用意されており、アカデミア向けの価格として、1ユーザーの1ヶ月利用で6万円、6ヶ月で35万円、1年で60万円の料金が設定されています。また、条件を満たせば、無制限のユーザーがアクセスできるプランも提供されます。これに加えて初期導入サポート費用が発生する場合もありますので、事前にご確認が必要です。
お問い合わせについて
C-DIAMに関するお問い合わせは、実験から解析まで全般については
[email protected]まで、ソフトの機能については
[email protected]までご連絡ください。使い方や価格についての疑問を随時受け付けています。
最後に
PythiaのCEO、Tristan Gill氏は、今回の協業が日本の研究コミュニティに貢献することを期待していると述べ、CyberomiXの渡辺も「コマンド操作に依存しない解析ニーズの高まりに応えることができる」とC-DIAMの導入意義を強調しています。CyberomiXは今後も研究者が自由にデータ解析を行える環境の実現を目指し、シングルセル・空間オミクス研究の発展に寄与していく所存です。