TSIが新たに「mix.tokyo」をリニューアル
株式会社TSIは、自社の展開する30以上のブランドを統合し、新しいオンラインストア「mix.tokyo」をShopifyを通じてリニューアルしました。この新たなプラットフォームは、顧客体験の向上を目指したもので、ブランドごとに分散していたオンラインストアを一本化したことが大きな特徴です。
グローバルコマースをリードするShopify
Shopify Japan株式会社が提供する「Shopify Plus」プランを採用することで、店舗運営の効率化が実現されました。TSIは、2011年の設立から、各ブランドの独自性を重視し続け、グループ全体の成長を図ってきました。今回の「mix.tokyo」のリニューアルオープンは、TSIのEC事業にとって重要な節目となります。
顧客体験の向上とデータの一元化
新しい「mix.tokyo」では、顧客が統一された会員プログラムに参加し、ポイントやパーソナライズされたサービスを利用することができます。Shopifyの強力なAPIを駆使し、在庫管理や顧客データの一元化を進め、運用の効率化が図られています。
さらにブランド間の相互送客が強化され、顧客はシームレスなショッピング体験を享受できます。これにより、よりバラエティ豊かな商品を簡単に探すことができるようになりました。
管理体制の見直しとコスト削減
TSIはこれまで、各ブランドごとに異なるカートシステムを運用してきたため、運用負担の増加や機能追加の制限に直面していました。そのため、Shopifyに加えて、株式会社Stackの「SQ β版」のPoC(概念実証)を実施し、コスト効率の最適化を図っています。
直感的なデザインと便利な機能
新しいECサイトは、ユーザビリティを重視した設計がなされており、直感的に操作ができる点が特長です。また、将来的には実店舗とオンラインの連携を強化し、越境ECへの展開も計画しています。これにより、全国、さらには国際的な顧客に向けたサービス提供が可能となります。
TSIのコメント
TSI EC事業統括部の副部長、岸武洋氏は「ブランド間の相互送客やデータの一元化など、Shopifyの技術を活用することで、顧客にとって利便性の高いショッピング体験を提供できるようになります」とコメントしています。これは、顧客に対する新たな価値提供の一環として位置づけられています。
Shopifyとは
全世界で175以上の国々で展開されているShopifyは、オンラインおよびオフラインのコマース体験を一つのプラットフォームで提供することに成功しています。「すべての人に、より良いコマース体験を」というミッションのもと、機能性、信頼性、セキュリティを重視した設計がなされています。
このように、TSIの「mix.tokyo」は、未来のショッピング体験を担うプラットフォームとして期待が高まっています。これからどのような展開があるのか、目が離せません。