暑さ対策に最適！軽石を使用した打ち水ブロックが登場

昨今の猛暑は動物たちにも厳しい影響を与えていますが、群馬県渋川市に本社を置く株式会社コモチが、この暑さを和らげる革新的な製品を提供しています。それが、軽石を原材料にした「打ち水平板」です。このブロックは、特に動物が多く集まる伊香保グリーン牧場での使用が期待されています。

「打ち水平板」誕生の背景

2011年の震災後、計画停電による電力消費の制限が求められ、その中で「打ち水キャンペーン」のアイデアが生まれました。製造業での貢献を模索していた株式会社コモチは、軽石の持つ吸水性や保水性を生かして、コンクリートブロックとしての新たな形態を考え出しました。「打ち水平板」は、見た目が荒いですが、小粒の軽石を用いることで一定の機能を果たしています。20㎝角の平板は、ペットボトル350mlの水を保水できる能力があり、それ以上の水は透明性を持って流れ出す構造になっています。

伊香保グリーン牧場への施工

「打ち水平板」の施工は非常に簡単です。牧羊犬たちが働く伊香保グリーン牧場で、まずは水をたっぷりかけるだけで準備完了。気温が33度という猛暑でも、打ち水平板に水が吸収され、その水分が蒸発する際の気化熱によって周囲の温度を下げます。これにより、動物も人間も心地よい環境が生まれるのです。

実際の施工成果

施工前後を比較すると、明らかに動物たちがリラックスしている様子が見受けられます。牧場の方々からは、「ワンコたちが明らかに涼しそうにしている」「プランターのお花が元気に咲いている」との声が上がっています。特にプールサイドでの使用が推奨されており、コンクリート地面による焼けどのリスクを軽減することができます。