#不妊治療 #モリーブ #サポート活動

一般社団法人モリーブが、新たな不妊治療に関するサポート活動を展開することが発表されました。これは、政府が2022年4月から不妊治療に公的医療保険を適用する予定であることを受けての取り組みであり、モリーブは不妊に悩む当事者たちに対する援助をさらに強化する考えです。

モリーブは、2014年に設立されて以来、不妊に悩む方々や子どもを授かることができなかった方々への支援を行ってきました。カウンセリングや交流会を通じて、当事者同士のつながりを育み、自らの体験を共有する場を提供してきました。しかし、活動を進める中で、不妊治療を取り巻く社会環境の課題にも直面してきました。特に、仕事と治療の両立の難しさ、妊娠適齢期に関する知識不足、医療機関とのマッチングの難しさなどが挙げられます。

このような問題意識のもと、モリーブは不妊に悩む方々が安心して治療に取り組むために、企業、教育、医療の三つの分野との連携を深めることを決定しました。新しい取り組みは、これまでのカウンセリングや茶話会に加えて、企業研修、特別授業の提供、医療機関との相互理解を図るためのセミナーなどを含んでいます。

企業との連携では、仕事と不妊治療の両立をテーマにした研修を実施し、社員向けのカウンセリングを提供します。これにより、働く方々が治療と仕事を両立できる環境を整えることを目標としています。教育機関との連携では、学生たちに向けて妊娠や出産に関する授業を行い、ヘルスリテラシー向上やライフキャリア意識の形成を図ります。このような教育を通じて、将来の世代に必要な知識を提供し、ダイバーシティについての理解を促進することも目指します。

さらに、医療機関との連携では、当事者が必要とする医療機関情報の提供を行い、医療従事者と当事者の相互理解を深めるためのセミナーを企画します。また、不妊治療を終了した方へのフォローアップ支援として、カウンセリングやワークショップも提供する予定です。

モリーブの代表である永森咲希さんは、企業・教育・医療の三つの領域が連携し、当事者が生きやすい社会を作るために努力していくことの重要性を訴えています。彼女は、設立当初から、不妊という問題が周囲に理解されづらい状況を変えるための活動を推進してきました。

モリーブは、不妊で悩む方々の支援に取り組む中での知見をもとに、社会全体がこの課題を受け止め、解決に向かうための一助を担っていく所存です。新たにリニューアルされたWebサイトを通じて、より多くの情報を提供し、広く認知されることを目指しています。公式サイトは、こちらからアクセスできます。

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