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日本臨床獣医学フォーラムが無料動画を配信

一般社団法人「日本臨床獣医学フォーラム」（略称：JBVP）が、ペットの飼い主に向けた無料動画を配信しています。このプログラムは、年に一度開催される年次大会の一環として行われており、幅広い知識を提供することを目指しています。現在、すでに34本の専門家による動画が公開されており、飼い主がペットのお手入れや健康管理、食事に関する情報を簡単に学べるようになっています。

動画へのアクセスは非常に簡単で、必要なのはメールアドレスの登録のみです。後期の配信は11月1日から始まりますが、すでに多くの飼い主が登録を済ませ、最新の情報を手に入れています。興味がある方は、公式ウェブサイト（https://jbvp.hisync.online/register/family/）を訪れて、ぜひ登録してみてください。

JBVPの目的と運営

JBVPは1998年に設立され、獣医療従事者の継続的な教育を目指しています。獣医師や動物看護師などの専門家を対象とした「JBVPレクチャーシリーズ」は、毎週東京都内で開催されており、全国各地でも多彩なセミナーが行われています。これにより、獣医療の最新情報を提供し続け、動物の健康を守るための知識と技術を向上させる活動が展開されています。

竹村直行会長は、フォーラムの意義を「獣医師や動物看護師が社会に貢献すること」と強調しています。現代の獣医療は急速に進化しており、飼い主が正しい知識を持つことは、ペットとの生活をより良いものにするために必要不可欠です。竹村会長は、「獣医師として、一生涯勉強し続けることが大切だ」と語っています。

ヒューマンアニマルボンドの重要性

JBVPの設立者である石田卓夫名誉会長は、「人と動物の絆」を大切にし、それを基にした獣医療を推進しています。動物たちは単なるペットではなく、家族の一員であるため、そのための医療を行うことが獣医師の役割であると考えています。この考え方に基づき、獣医師は動物とその家族の絆を深める治療法を見つける必要があります。

動物の家族への情報発信

JBVPでは、飼い主に向けた情報発信にも力を入れています。「動物の家族」のために必要な獣医療情報を普及させることが重要とし、年次大会でもこれまでも様々なセミナーを開催してきました。2020年からはCOVID-19の影響でオンライン開催にシフトし、「一般（ご家族）プログラム」を作成しました。これには日常的な健康管理の方法や、動物病院受診時に役立つ情報が含まれています。

さらに、今年は「一般ショートプログラム」が新たに加わり、ペットのケアに関する疑問やアドバイスを短い動画で学ぶことができるようになっています。このプログラムは、爪切りや耳掃除などの具体的な手法を学べることから、多くの飼い主に歓迎されています。山岸建太郎委員長は、こうした動画を通じてペットとの暮らしに役立つ情報を幅広く提供することが目的だと述べています。

今後の展望

竹村会長は、「動物の家族に対して、より多くの学びの場を提供したい」と述べており、健康維持だけでなく、食事や行動に関する知識も取り入れ、飼い主のニーズに応え続ける意向を示しています。同プログラムは12月9日（金）までウェブサイトで無料公開されており、ペットを愛するすべての人に役立つ内容となっています。ぜひ、この機会に知識を深め、ペットとのより良い暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。

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