JASMY Chainエコシステムと「Toilet to Earn」プロジェクト
ジャスミーラボ株式会社(JANCTION)が、新たなWeb3プロジェクト「Toilet to Earn」がインド市場に参入することを発表しました。このプロジェクトは、アラブ首長国連邦に拠点を置くCarbon Earn Coretech FZco(Etarn)と戦略的パートナーシップを結ぶことで実現します。JANCTIONは、「Arbitrum Orbit」のJASMY Chainに参加する最初のプロジェクトであり、今後の展開が注目されています。
提携の意義
この提携により、二つの企業は「マスアダプション」の目標に向かい、特にインド市場に重点を置いています。インドは14億人以上の人口を擁し、今後の10年間で3億人が新たにトイレインフラを使用する見込みです。この動きは、社会的な課題を解決しつつ、持続可能なトークンエコノミーの拡大を促進する大きな助けとなるでしょう。両社のコミュニティとコンセプトの融合によって、シナジーが生じるのも期待されます。
IoTとデータ活用の可能性
Etarnが開発するIoT型スマートトイレは、排泄物を有機液体肥料に変換し、収集した利用データを安全に管理します。このデータはJasmyのデータセキュリティ技術を活用し、将来的にはデータを収益化することが可能です。「日常生活とWeb3の融合」を象徴するこの仕組みは、社会的に有益な新しいユースケースを提供するでしょう。
カーボンクレジットの活用
さらに、Etarnはカーボンクレジット事業にも取り組んでおり、排泄物からの資源循環と温室効果ガス削減量の数値化を行っています。JasmyとEtarnの提携は、この市場での革新を促進し、環境ビジネスの発展に寄与することが期待されます。
Etarnと「Toilet to Earn」の魅力
「Toilet to Earn」は、排泄物をそのまま有機肥料に変えて、収益の一部をトークンETANに還元する仕組みを提供します。また、温室効果ガス削減量をクレジット化することで、持続可能な経済循環を生み出します。インド市場における利用データは膨大であると予測されており、様々な業界にわたる経済効果が期待されます。
代表者のコメント
ジャスミーラボの代表取締役原田浩志氏は、「この提携はJASMY Chainのエコシステム拡大の重要なステップです。特にインド市場に注力することで、生活データの安全な活用が期待されます」とコメントしています。また、EtarnのCEO、崎原友明氏も、「この協業を通じて新たな価値を創出し、日常生活とWeb3をつなぐことを目指します」と述べています。
今後の展望
両社の提携は、今後の環境問題やデジタル社会の発展において重要な意味を持つと考えられています。革新的な発想で社会課題を解決する「Toilet to Earn」による新たな可能性が、どのように広がっていくのか、業界全体が注目しています。どうぞご期待ください。