梅小路ポテルの環境意識
2025-11-27 12:20:30

京都の宿泊施設が持続可能な取り組みで表彰!梅小路ポテルの環境意識を探る

梅小路ポテル京都が環境意識の高い宿泊施設として評価



梅小路ポテル京都はこのたび、京都市から「2R及び分別・リサイクル活動優良賞」を受賞しました。この賞は、環境に配慮した取り組みを進める事業所に対して与えられるもので、ポテルの取り組みが評価された結果です。運営するのは、株式会社JR西日本ホロニックで、総支配人は松井美佐子氏が務めています。ポテルでは、長年にわたり食材の廃棄を最小限に抑える方法を模索してきた結果、現在の取り組みが実を結びました。

京都市内での宿泊施設として、ポテルがコロナ禍を契機に見直したサービスには、食品ロスの削減やプラスチックごみの見直しといった点が含まれています。また、地域社会との連携を重視し、持続可能な発展を目指して日々努力しています。

食べ残し削減への取り組み


ポテルでは、ブッフェ形式の朝食や昼食で発生する食べ残しの廃棄を減らすため、様々な方法を導入しています。特に注目すべきは、社員向けのフードレスキューです。ブッフェ終了後に残った料理を規定の容器に詰めて販売することで、廃棄を最小限に抑え、同時に従業員の福利厚生にも寄与しています。提供時間を制限することで衛生面にも配慮しました。

加えて、カフェの軽食やスイーツも、廃棄対象となるものを従業員に特別価格で販売しています。この取り組みは、食材の有効利用を促進し、全体的な廃棄削減につながっています。さらに、ポテルのオリジナルキャラクター「ぽ鶴」が食べきりを促すメッセージを発信することで、ゲストにもフードロスの重要性を広めています。

数値で示す取組みの効果


具体的な数値では、2025年3月から8月の期間で約405kgの食材廃棄を削減したことが報告されています。これは環境負荷軽減に寄与しつつ、経済的効果も同時に実現したものです。また、2025年4月から8月にかけては、112品、45,300円相当の食材を無駄にせず販売することに成功しました。

こうした取り組みによって、部署の垣根を越えたスタッフ同士の交流が生まれ、職場文化の醸成にも寄与しているといえます。食品ロス削減が従業員の福利厚生の一環として認識されており、SDGsへの参加意識も高まっています。

コーヒー残渣の再利用と特別メニューの提供


ポテルは、廃棄物の削減のみならず、再利用にも積極的です。「コーヒー残渣を再利用して栽培したヒラタケ」を食材として取り入れ、新たなメニューを提供しています。この取り組みは、RE:ARTHが進める「キノコ革命」プロジェクトの一環で、環境負荷を軽減しながら美味しい料理を提供しようとする試みです。

夜のコースには、コーヒー残渣から育てたヒラタケを使った「キノコ革命さんのヒラタケご飯黒豚胡麻和えのぶぶ漬け」という特別メニューが登場。参加したゲストからは、その風味と味わいに高評価が集まっています。

その他の環境配慮活動


ポテルは資源循環の取り組みの一環として、ウォーターサーバーの導入も行いました。これによりペットボトル水の提供を廃止し、プラスチックごみによる環境負荷を劇的に減少させました。2020年から始めたこの取り組みでは、年間79,742本のペットボトルを削減し、CO2排出量も9.6〜18.3トン削減することができました。

まとめ


梅小路ポテル京都は、美しい自然に囲まれた立地を活かして、持続可能な観光地としての役割も担っています。このような環境への配慮が、地域社会や宿泊者との良好な関係を築く基盤となっているのは間違いありません。今後も様々な取り組みを通して、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。より多くの宿泊施設が、ポテルのように環境意識を高め、次世代に美しい環境を残せるように願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイアール西日本ホテル開発
住所
京都市下京区東塩小路町下る東塩小路町901
電話番号

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