メタバースのガイド
2024-01-22 08:00:01

メタバースの未来を切り拓く「リテラシー・ガイドブック」公開

メタバースの理解を深める「リテラシー・ガイドブック」



日本のデジタル環境における新たな道筋が、メタバースをテーマにした「メタバース・リテラシー・ガイドブック」の公開によって示されました。本ガイドブックは一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(JDSEF)の取り組みの一環として、VR住人である水瀬ゆず氏らが検討委員として名を連ねています。

本書の主な目的は、メタバースを利用するユーザーや事業者に対してリテラシーの向上を図り、彼らが持つコンセプトや利用方法についての理解を深めることにあります。具体的には、ソーシャルVRやMMOなどが対象となり、これらの環境で活動する人々がその利点や課題を把握し、持続可能な発展に寄与するための基盤が整備されることを期待しています。

メタバース・リテラシーとは?


メタバースという言葉は広く知られていますが、実際にその空間を経験したことがある人は少なく、認知と実利用の間には大きなギャップがあります。そのため、本ガイドブックはメタバース内での活動をより身近に感じてもらうよう構成されています。特に、メタバースを体験することで得られる可能性の広がりや、コミュニケーションの新たな形についての提案がなされています。

検討委員のメンバー


特筆すべきは、本ガイドブックの検討委員として参加しているメンバーの多様性です。名が挙がるのは、株式会社ゆずプラスの代表取締役である水瀬ゆず氏、VR蕎麦屋タナベ社の令社長、そしてバーチャル美少女ねむ氏といった、バーチャル空間で実際に活動する面々です。

水瀬ゆず氏は、教育領域においてもメタバースを積極的に取り入れる活動を行っています。特に、「ぶいきゃん」というプログラムは、不登校の生徒たちに心理的な居場所を提供する試みとして注目されています。

一方のVR蕎麦屋タナベ氏は、実店舗でのそば作りと同時にメタバース内でもクリエイティブな活動を行っており、その活動はテレビにも取り上げられています。そして、バーチャル美少女ねむ氏は、長年にわたりVTuberとしてのキャリアを積んできた存在で、メタバース界での文化交流の重要性を訴えるエバンジェリストとしての一面も持ち合わせています。

目指す未来


本ガイドブックは公式な法的拘束力を持っているわけではありませんが、その目的は明確です。賛同者に広く使われ、メタバースの利用がより普及することを期待しています。具体的な行動のガイドラインを示すことで、多くの人々がメタバースの魅力や可能性を感じ取り、新たな発展の一助となることが目指されています。

最後に、メタバースはまだまだ発展の途上にあり、多くの機会が存在します。今回のガイドブックはその中でも特に重要な一歩になると考えられており、今後の展開に注目が集まります。様々なバックグラウンドを持つメンバーが参画していることから、今後の議論や取り組みがどのように進化していくのか、その動向には期待が寄せられています。メタバースの未来がいっそう輝かしいものとなることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社ゆずプラス
住所
京都府京都市南区吉祥院中島町30番13号
電話番号

トピックス(IT)

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