株式会社フュージョンテクノロジーの新製品
株式会社フュージョンテクノロジーは、最新の3Dプリンター「INTAMSYS FUNMAT PRO 310NEO」の販売を開始しました。この製品は、産業向け大型3Dプリンターとして高い評価を得ており、さまざまな材料を高精度で造形できる能力を持っています。特に、350℃の高温ノズルと100℃のアクティブチャンバーを搭載したことで、エンプラ素材の造形において比類なき性能を発揮します。
高温チャンバーで安定した造形を実現
FUNMAT PRO 310NEOは、その最大100℃まで加熱可能なチャンバーによって、ポリカーボネートなどの材質でも反りや歪みを効果的に防ぎます。これにより、一貫した造形品質を保つことができます。しかし、設定や条件によってはうまくいかない場合があるため、注意が必要です。
熱による機械的特性の向上
高温の環境が、層間の接着を強固にし、強度と靭性を向上させることが分かっています。このため、印刷された部品の機械的特性が大幅に向上し、サポートの必要を極力減少させることが期待されます。
スピーディな印刷を実現する革新技術
INTAMSYS FUNMAT PRO 310NEOは、最大印刷速度300mm/s、移動速度500mm/s、加速度はなんと10000mm/s2にも達します。このため、デュアルヘッドの余熱時間を最適化しながら、さまざまな産業材料を迅速に造形することが可能となっています。これにより、業界全体での生産性向上が見込まれます。
高度な印刷コントロール
さらに、この3DプリンターにはNXP社の高パフォーマンスマイクロコントローラーを搭載し、高速印刷に必要な演算能力を提供しています。インテリジェントな速度予測機能や流量補正機能も含まれており、複雑な表面構造の印刷でも高品質な仕上がりを保証します。
強化された印刷プラットフォーム
FUNMAT PRO 310NEOは、100ポイントの表面平坦度測定と自動Z軸補正機能により、オートメッシュレベリングも実現しています。これによって、フレキシブルなビルドプレートが使用でき、パーツの取り外しも簡単に行えるようになっています。
ユーザーフレンドリーな設計
また、タスクキュー管理機能を持つ直感的なユーザーインターフェースにより、操作も簡単です。このように、使いやすさと技術的な性能が両立されています。
多彩な印刷方法
さらに、用途に応じてミラーモード、複製モード、サポートモード、デュアルカラーモードなど、4つの印刷方法から選べるのも大きな魅力です。これにより、使用者は多様なニーズに応じた造形を実現できます。
環境への配慮
印刷工程で発生する微小粒子の捕捉にはHEPAフィルターを使用し、印刷中の化学物質の吸着には活性炭を用いるなど、内部空気ろ過システムも備えています。
安全性への配慮
電磁式ドアロックとドア開放検知センサーにより、作業中の誤操作による事故を防止する対策も取られています。
豊富な素材対応
この3Dプリンターは、多様な材料に対応可能で、ABS+、ABS-GF、PC、PLAなど、幅広い素材を使用することができます。
ウェビナーでの詳細説明
新型「FUNMAT PRO310 NEO」のウェビナーも開催される予定ですので、ぜひご参加ください。ウェビナーの日時は2024年11月29日(金)11:00から約1時間の予定です。無料で参加でき、最新情報が得られる貴重な機会です。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
まとめ
株式会社サンステラとフュージョンテクノロジーは、革新を続ける3Dプリンティングの最前線を走っています。「INTAMSYS FUNMAT PRO 310NEO」は、その代表的な製品であり、多くの産業界での新しい可能性を示しています。今後の発展が楽しみです。