広告運用の新しい時代へ向けた一歩
近年、デジタル広告の重要性がますます高まっています。しかし、従来の広告運用は、視聴率や中間的なKPIを軸にしており、最終的なブランドの変化を実感するには時間がかかっていました。それを解消すべく、ヴィアゲート株式会社と広告エージェンシーFUSIONが手を組み、新しい運用モデルを世に送り出すこととなりました。これにより、広告の改善を施策中に行える新たなPDCAの枠組みが実現します。
協業の背景と目的
これまで多くの広告主は、広告施策の最終的な成果を確認するためには施策終了まで待たなければなりませんでした。そのため、運用方針が適切かどうかをリアルタイムで判断する手段が限られていました。これを受けて、ヴィアゲートは自社の最新技術を駆使して「誰が、いつ、どのように視聴しているのか」を分析し、感情を数値化することに成功しました。これにより、視聴者の反応や感情がリアルタイムで明らかになります。
エモミルリサーチの強み
ヴィアゲートの提供するインサイト調査プラットフォーム「エモミルリサーチ」では、動画視聴中のユーザーの視線や表情、反応スピードなどを解析し、様々なデータを収集します。これにより、ユーザーがどの瞬間に感情豊かに反応し、どのタイミングで離脱してしまうのか、などが明瞭になります。
例えば以下のようなデータが得られます。
- - 時間経過やシーン単位での視線の動き
- - 特定の場面での感情の揺れ(好意、関心、驚きなど)
- - 定量行動データ(視聴完了率、興味がなく離脱など)
- - 深層心理のテキスト定性データ(AIインタビュー結果)
このように、広告の視聴の質や感情の動きを可視化・データ化することで、広告施策の進行中にも絶え間ない改善が可能になります。
共同パッケージの概要
両社の提携により提供される新たなパッケージでは、広告施策とヴィアゲートの視聴データソリューションを組み合わせています。この方法により、認知型広告の効果を定量的に評価し、施策実施中にさまざまな改善策を打つことが可能となります。
具体的な流れは以下の通りです。
1. 広告配信前、または施策初期にブランドリフト調査をシーン単位で実施。
2. 収集した視聴データを元に、効果的な要素を特定。
3. 分析結果を活用し、クリエイティブやメディアプランを即時に見直す。
4. 施策終了後にはさらなる深い分析を行い、次回施策に向けたインサイトを得る。
このプロセスにより、「施策後にやるべき改善」ではなく、施策中に即座にPDCAを回すことができます。これまで曖昧だった認知型広告の効果を、視聴数値と感情反応の両軸で高解像度の結果に結び付けることができるのです。
今後の展望
ヴィアゲートとFUSIONは、ブランド広告に新たな視点をもたらすことを目指しており、今後はこの共同パッケージを発展させていく予定です。実践的かつ拡張性のあるソリューションの開発に向け、両社は協力し続けることでしょう。広告業界におけるこの革新は、より良い広告戦略と結果を導く鍵となるはずです。
会社概要
株式会社FUSION
- - 本社所在地:東京都渋谷区
- - 設立:2020年3月9日
- - 公式サイト:FUSION
ヴィアゲート株式会社
この新しい試みがもたらす広告の未来に大いに期待が寄せられています。