新技術による超高感度光学式三次元形状測定器OPS-1000の特徴と効果
Santecの新製品：光学式三次元形状測定器OPS-1000
2020年9月8日、愛知県小牧市に本社を構えるSantec株式会社が、革新的な製品「光学式三次元形状測定器OPS-1000」を発表しました。この新しい測定器は、研究開発現場や製造工程での使用を意識して設計されており、高感度、迅速な測定を可能にします。
超高感度の測定性能
OPS-1000は、最小受光感度が100dBという優れた性能を誇ります。これにより、非常に微弱な光でも測定が可能で、特に他の測定器では捕捉できないような微細な表面も正確に計測します。ダイナミックレンジも70dBを超えており、複雑な形状や異なる材料、色合いに対しても高精度な非接触測定が実現できます。
同軸計測による精度向上
同軸計測の技術を用いることで、OPS-1000は複雑な形状でもスムーズに測定を行うことができます。この技術により、構造物や形状内での干渉を最小限に抑え、リアルタイムで高精度なデータを取得することが可能です。
高速な測定速度
OPS-1000は、最大で40万点／秒の速度で測定を行うことができるため、全数自動検査を可能にしています。これにより、製造ラインでの生産性を大幅に向上させることが期待されています。高速測定を実現することで、製品の品質管理も効率的に行うことが可能になります。
幅広い測定レンジ
この測定器は、最長1mまで測定できるため、大きな凹凸を持った形状の測定にも対応しています。製品の設計において求められる多様なニーズに応えることができ、工業製品の設計や品質管理に役立つツールとしての価値があります。
外乱光の影響を排除
OPS-1000は、干渉を基にした計測原理を使用しており、太陽光や人工光源などの外乱光の影響を受けることがありません。これにより、様々な環境下でも安定した測定が可能で、製造現場での信頼性の高いデータ収集を実現しています。
Santec株式会社について
Santec株式会社は1979年に設立され、光部品、光測定器の開発及び製造を手掛けています。現在、愛知県小牧市に本社を構え、254名の従業員を擁し、アメリカ、イギリス、中国に販売子会社を持つ国際的な企業です。1984年には光ファイバ検査装置を初めて市場に投入し、以来世界中における主要通信事業者や研究施設への販売実績を積んできました。
最新の光学技術を駆使したOPS-1000は、今後ますます注目されることでしょう。製品の詳細については、公式ウェブサイト（https://www.santec.com/jp/）をご覧ください。
会社情報
- 会社名
- santec 株式会社
- 住所
- 愛知県小牧市大草年上坂5823フォトニクスバレー大草キャンパス
- 電話番号
- 0568-79-3535
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