大阪市の中之島に位置する大阪市立東洋陶磁美術館内にある「café KITONARI」が、2024年10月19日から新たなグランドメニューをお披露目します。このリニューアルは、日常使いできるように工夫された内容となっており、パスタやカレーといった料理が新たに加わります。これにより、美術館を訪れる観覧者だけでなく、周辺で働くオフィスワーカーにとっても利用しやすいカフェとして、リフレッシュの場を提供します。
新たなメニューには、生ハムとカルボナーラのパスタ(1100円税込)や、スパイシーキーマカレー(1000円税込)などがラインナップされています。特に、人気のサンドイッチもバリエーションが増え、エビアボカドのフワフワバンズサンド(850円税込)やブルドポークのホットサンドなど、豊富な選択肢が楽しめます。食欲の秋にぴったりのメニューが揃い、訪れる人々を惹きつけること間違いなしです。
さらに、このカフェが特別な理由は、大阪市と上海市の友好都市提携50周年を祝う特別展「中国陶磁・至宝の競艶ー上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」が同時に開催されることです。この展示会は、2024年10月19日から2025年3月30日までの期間にわたり、中国の伝統的な陶磁器を中心に、名品が展示されます。特に、日本初公開となる陶磁器も含まれ、訪れる価値は十分です。
特別展にちなんだメニューも展開され、上海博物館の名品をモチーフにしたクッキーやデザートが楽しめます。例えば、三彩貼花 宝相華文を表現したデザート(1000円税込)は、杏仁豆腐に色とりどりのマンゴーソース、キウイソースを添えた一品として見た目にも楽しめます。また、飛青磁を模したフィナンシェ(450円税込)は、抹茶とチョコレートの調和が楽しめるスイーツです。
さらに、特別展示に合わせた陶器をイメージしたアイシングクッキー(500円税込)や、濃厚なマンゴージュース(800円税込)など豊富なデザートも用意されており、芸術を楽しむだけでなく、食の楽しみも追求できる空間となっています。毎回注目される美術展の一環として、「café KITONARI」は陶磁器の魅力を多角的に体験できる場所を提供します。
café KITONARIは、陶磁器専門の美術館に併設されていることから、訪れた観客がアートを身近に感じられるようなカフェを目指しています。「キトナリ」という名前は、陶磁器を表す「キ」と美術館の「トナリ」をかけた、わかりやすいネーミングです。気軽に入れるのが魅力であり、アートに対する興味を深めるきっかけを与えます。
この新しいメニューと特別展のコラボレーションを通じて、大阪市立東洋陶磁美術館やcafé KITONARIは、新たな芸術体験とともに、食を楽しむ文化を広めていきます。皆様もぜひ、芸術と美味しい食事を楽しみに足を運んでみてはいかがでしょうか。