沖縄黒糖と北海道小麦の夢の共演!新しい「黒かりんとう」が登場
パルシステム連合会が新たに発売したオリジナル商品、「産直小麦の黒かりんとう」。この商品は、沖縄の伊江島産黒糖を使用し、北海道の特選小麦「春よ恋」を取り入れた逸品です。2月から店頭に並び、注目を集めています。
原料へのこだわり
黒糖の魅力
黒糖には沖縄県の美しい自然が詰まっています。特に、伊江島で作られる黒糖は、農家が手間暇かけて育てたサトウキビから作られます。島内でサトウキビを栽培し、収穫後は地元で搾汁し、煮詰めるというシンプルなプロセスで生産されています。この手法が、黒糖の特有の甘さと風味を保っているのです。
また、黒糖にブレンドされているのが国産のきび糖と赤糖。これらが絶妙に混ざり合い、甘さ控えめの中にほのかな塩味とほろ苦さを感じさせる味わいを引き出しています。
北海道の小麦
さらに、黒かりんとうのもう一つの主役、北海道産の小麦「春よ恋」は、特に軽やかな食感を生み出す品種です。JAおとふけ、JAこしみず、JA清里町などが生産したこの小麦を100%使用し、沖縄の黒糖とのコラボレーションで新たな食感を楽しめる一品が生まれました。
生地には黒ゴマと白ゴマを練り込み、見た目にも美しく、そしてコクのあるまろやかな甘みをプラスしています。
こだわりの手法と新しい味わい
「産直小麦の黒かりんとう」は、食べやすい中細タイプに仕上げられており、口に入れた瞬間のカリッとした食感が特徴的です。甘さ控えめながらも、コク深い味わいが口いっぱいに広がり、何度でも手が伸びる魅力を持っています。
この商品は、パルシステムグループの10生協(1都11県)で取り扱われており、通常価格は298円(税込322円)で販売されています。135グラムの規格で、賞味期限は90日です。
地域産業への貢献
JAおきなわでは、黒糖を取り扱うほかに、与那国島や伊平野島など、他の離島でも黒糖が生産されています。各島の特有の風土で育まれる黒糖は、それぞれ違った味わいを持ち、地域産業を支える重要な要素になっています。
コロナ禍で観光需要が減少し需要が低下した時期もありましたが、JAおきなわはパルシステムの協力を得て、「喜界島荒濾過黒糖焼酎」や「黒糖ダクワーズ」など、黒糖を使った商品開発を進めています。これにより、地域の基幹産業を支援するとともに、持続可能な生産を意識した商品づくりを行っています。
まとめ
「産直小麦の黒かりんとう」は、沖縄の黒糖と北海道の小麦が生み出した新しいスイーツ。地域の農業を支えるために、パルシステムはこれからも様々な取り組みを続けていくことでしょう。食を通じて地域を支える共生の形を実現するにつれ、多くの人々に愛される商品へと成長していくことを期待しています。地域の持続可能な発展を応援するためにも、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。