大学の募金活動
2020-06-29 15:01:40
高等教育機関におけるコロナ対応募金、大学の約7割が参加
高等教育機関における新型コロナウイルス関連の募金活動について
新型コロナウイルスの影響は私たちの生活に大きな影響を与えており、その中でも学生たちは特に困難な状況に置かれています。アルバイトができなくなるなど、経済的な打撃を受けている多くの学生を支援するため、日本全国の大学が募金活動を展開していることが明らかになりました。
調査の背景
この状況を背景に、日本ファンドレイジング協会の大学チャプターは、大学での募金活動の実施状況についての調査を行いました。調査期間は2020年5月31日から6月16日までの短い期間でしたが、その中で日本国内の790の高等教育機関を対象に実施されています。この調査は、特に学生支援を目的とした募金活動の実態を把握し、今後の寄付の普及や考察に役立つことを目的としています。
調査の結果
調査結果によると、新型コロナウイルスに関連した寄付募集を行っている大学は140校にのぼります。この内訳は、国立大学が60校、公立大学が14校、私立大学が66校という結果でした。これは、全体の約18%が何らかの募金活動を行っていることを示しています。
特に注目すべきは、国立大学が70%と圧倒的な割合を占めている点です。寄付金の使途としては、困窮している現役学生への経済的支援が大半を占めており、一部には大学病院への医療支援や研究プロジェクトへの支援を呼びかける大学も存在しています。
地域別の分析では、中国・四国地区が募金活動を行っている大学の割合が22%と最も高く、東海・北陸・近畿地方が14%と最も低い結果となっています。これからも、多くの大学が既存の寄付の枠組みを活用し、募金を呼びかけている状況が続くでしょう。
大学チャプターの役割
日本ファンドレイジング協会の大学チャプターは、2019年に設立され、現在200名以上の会員が活動しています。この組織は大学などの高等教育機関で募金活動に携わるファンドレイザーのネットワークを構築し、ノウハウの共有やスキルの向上を目指しています。定期的に勉強会やセミナーを開催し、ファンドレイジング活動の活性化を図っています。
公式ウェブサイトでは、最新の情報やイベント情報が掲載されており、興味のある方はぜひ訪れてみてください。その努力が日本の教育機関全体のファンドレイジング活動を活性化し、困窮する学生への支援につながることを願っています。
もし寄付に関心のある方は、各大学の専用ページからぜひ支援してみてはいかがでしょうか。学生たちの未来を守るための一歩として、あなたの力が必要です。
会社情報
- 会社名
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認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会
- 住所
- 東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス8F fabbit青山内
- 電話番号
-
050-5799-4521