STYLYによるXRクリエイター支援プロジェクトが始動
株式会社STYLYが、XRクリエイター向けの収益還元プロジェクト「Hyper Music Venue」を立ち上げました。このプロジェクトでは、アーティストであるでんぱ組.incとのコラボレーションにより、渋谷スクランブル交差点を舞台に新たな音楽体験を創出することを目的としています。総額300万円の還元資金を用意し、クリエイターたちがこのプロジェクトに参加できる機会を提供します。
新たな音楽体験「Hyper Music Venue」とは?
「Hyper Music Venue」は、XRクリエイターと音楽アーティストが協力し、都市のリアルな空間を音楽で彩るプロジェクトです。この試みは、ライブハウスやドームといった物理的な制約を超え、街全体を舞台にした新しい音楽体験を創造することを目指しています。街に存在するビルや道、街灯、線路、果ては空まで、あらゆるものが音楽の一部となり、クリエイターたちに自由な表現の場を提供します。
でんぱ組.incは、2007年から活動を開始したアイドルグループで、様々なメンバーが在籍しながらもそのユニークな楽曲で多くのファンを魅了してきました。彼女たちの楽曲データやボリュメトリックデータを使用したAR作品の募集が行われており、多くのクリエイターの参加が期待されています。
プロジェクトの目的と還元方法
このプロジェクトでは、1再生あたり100円をクリエイターに還元する仕組みが導入されています。総還元額は300万円で、100回以上再生された作品が対象になります。募集期間は2024年10月10日から11月18日まで。再生回数の総計が30,000回に達した時点で、還元が終了します。不明瞭な点については応募規約を確認することが推奨されています。
参加するための応募資格
- - 年齢制限なし:未成年の場合、保護者の同意書が必要です。
- - 国籍不問:居住地も特に問われません。
- - 個人・チームともに歓迎:プロフェッショナル、学生、アマチュア関係なく応募できます。
STYLYの登録が必要で、制作にはUnityと「PlayMaker」というビジュアルスクリプティングツールを利用します。また還元金の受取には銀行口座が必要です。
クリエイターへのサポート
応募者には、渋谷スクランブル交差点の3Dモデルや、でんぱ組.incの楽曲データを含んだUnityパッケージが提供されます。これにより、ARライブが実現します。また、作品制作は指定されたエリア内で体験できることが条件です。
さらに、このプロジェクトではコンテンツとして優秀作品を選考し、最優秀作品にはSTYLY Businessプランを1年間提供。Apple Vision Pro向けのアプリへも移植され、新たな体験として渋谷で展示される機会もあります。
まとめ
STYLYが提供する「Hyper Music Venue」は、XRクリエイターとでんぱ組.incが共に新たな音楽の可能性を切り開くプロジェクトです。この機会に多くのクリエイターたちが参加し、全国に素晴らしい音楽体験を提供できることを期待しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。