舘ひろしが贈る理想的な結婚式
俳優の舘ひろしが、結婚情報誌『ゼクシィ』で彼の理想とする結婚式を実現しました。2024年2月号の巻頭グラビアに登場し、74歳の花婿姿を披露した舘さん。自身の私服コーデを取り入れた彼の姿は、まさにダンディズムの真髄を感じさせます。
英国文化を取り入れた結婚式
舘は「英国文化を尊ぶ映画のようなリバイバルウエディング」をテーマに結婚式を演出しました。幼少期から触れた英国文化への愛着が、式の至る所に表れています。「僕のじいさんはいつもスリーピースを着て、特別な場所に出かけていた」と振り返る舘は、結婚式に対してこだわりをもって臨みました。装花は白一色にし、「新婦が花だ」という信念を持って挑んだとのこと。生演奏にはロックバンドを選び、堅苦しさを和らげつつ楽しませてくれる演出が印象的でした。
「もてなされる人の気持ちになってもてなす」をモットーに、ゲストを心から楽しませる気遣いで形づくられた式は、まるで映画のワンシーンのよう。舘は自身の優雅な佇まいで、多くのため息を呼び寄せました。
舘ひろしのダンディズム
撮影現場にはグレーのバスローブ姿で現れた舘。その多くの衣装は自身の私物で、特に印象に残ったのは30年前に購入し、自らの結婚式でも使用したネクタイ。オーダーメイドのモーニングコートは、彼の体にぴったり合うように工夫され、懐中時計はお父様の形見。今年74歳を迎えた舘が、紳士的な態度を崩すことなく、自然体でその場にいる姿勢に心が打たれました。
穏やかなユーモアも
舘はインタビューに応じる際、「どうしたら格好よくいられますか?」という質問に真剣に考え、「まずは、紳士でいることが大切」と語りました。ダンディズムには、自己犠牲や余裕が求められるとし、優雅な振る舞いにはしっかりとしたマナーが基本であると提言します。「女の人のために椅子を引いてあげるのが大切。それが、相手に対するリスペクトです」と、自身の経験を語る姿には、年齢を重ねることで磨かれた品格が溢れていました。
結婚式を振り返る
今回の『ゼクシィ』での舘の登場は、彼自身のダンディズムを再確認させるものでした。YouTube「ゼクシィTV」では、彼の考える結婚式の密着動画も公開されており、さらなる魅力に触れることができます。舘ひろしにとって、結婚式は単なるイベントではなく、その背後には深い意味が込められていることを改めて感じさせる機会となりました。彼の姿を通じて、紳士としての新たな模範を学びたくなる瞬間が詰まっています。