有料老人ホームなんでも相談会の開催
全国有料老人ホーム協会が主催する「有料老人ホームなんでも相談会」が、2021年10月12日から14日にかけて行われます。このイベントは、高齢者向けの住まいに関するあらゆる相談に対応することを目的としています。開催場所は同協会の事務所で、相談は無料で受け付けています。
高齢者向け住まいの現状
最近の調査によると、日本国内における有料老人ホームの数は14,695件、サービス付き高齢者向け住宅は7,697件に達しています(令和2年度厚生労働省調べ)。高齢者向け住まいへの関心の高まりを反映したこの数字は、全国でますます多くの高齢者が住居選びに悩んでいることを示しています。
前年、新型コロナウイルスの影響で一時的に相談を休止していたにもかかわらず、協会が受け付けた苦情件数は364件を数え、そのうち43件は新型コロナ関連の相談でした。また、「高齢期の住まい選択のための確認ポイント」という冊子の請求件数は4,806件に達し、有料老人ホームに対するニーズの高まりを示唆しています。
相談会の内容
「有料老人ホームなんでも相談会」の主な相談内容には以下のような質問があります:
- - 家族の面会制限に関する相談
- - 退去に際しての手続きに不明点がある場合
- - 有料老人ホームの探し方や費用に関する相談
これらの相談に対しては、専門の相談員が対応し、必要に応じて弁護士による面接相談も行われます。住まいや入居についての心配や不安をお持ちの方に、ぜひ参加していただきたいイベントです。
相談の適用範囲
当協会は他にも、入居者保護や運営支援を行い、地域の自治体との連携も強化しています。入居者生活保証制度や入居者生活支援制度を運営し、苦情処理に関する委員会も設置しています。これにより、高齢者の権利を守る一方で、事業者の質を向上させるための支援も行っています。
参加方法
相談会への参加は事前予約制で、受付は電話で行います。特別な知識がなくても安心して、専門家に相談できる環境が整っています。相談会は午前10時から午後4時までの間に開催されますので、ぜひこの機会を利用してみてください。
高齢者向け住まいに関しての悩みがある方がいれば、是非ともこの相談会にお越しいただき、専門家のアドバイスを受けてみてください。新たな住まいを選ぶ上での一助となることを願っています。