ブラインドサッカー女子日本代表選手たちの美容体験イベントが実現

美しさの新たな可能性を探る、ブラインドサッカー女子日本代表との特別イベント

2025年5月7日、水曜日、東京都港区に位置する日本財団パラスポーツサポートセンターで行われた美容体験イベントは、視覚に制約がある女性たちが自己表現・美容を楽しむ機会として注目を集めました。このイベントでは、ブラインドサッカー女子日本代表選手たちが参加し、「目が見えなくてもできる美容ケア」というテーマのもと、初めての美容体験に挑戦しました。

イベントの内容と背景

美容イベントは、ただの化粧品の紹介に留まらず、多彩な美容法を学ぶ貴重な機会となりました。当日は、スキンケアのレクチャーや眉メイクの体験が行われ、選手たちが普段は使い慣れない化粧品に触れる様子が見られました。「日焼け止めしか使用したことがなかった」という選手たちは、様々な美容アイテムに興味津々。これまで美容を諦めていた彼女たちが、自らの美しさに目を向けるきっかけを提供することが、今回の目的です。

このイベントを企画した株式会社andUSは、目元専門コスメブランド「omeme」を2017年に立ち上げ、同時にブラインドサッカー女子日本代表チームを支援しています。この関係は、コロナ禍が続く中で直接の交流が難しい状況にありましたが、選手たちとの交流を切望していたことから実現しました。事前のアンケートでも、「美容に興味はあるが、視覚的な制約から諦めがち」との意見が多く寄せられていました。

イベントの具体的な活動

イベントでは、参加者がヘア＆スキンローション「BIOteA」や、目元美容液を展開する「omeme」の化粧品を体験しました。特に興味を持たれたのは、自然由来の成分を使った製品であり、一部の選手からはその良い香りとリラックス効果に喜びの声が上がりました。「生まれつき視力が不自由で、メイクは今まで試したことがなかった」という参加者の一人が語るように、新たな美容の世界を発見する瞬間が多く見られました。

参加者の西山乃彩さん（24）は、「この機会に自分の新たな一面を見つけた気がします。また使いたいです」と笑顔で語りました。視覚に頼ることなく、自信を持って美容を楽しむ姿勢が伝わってきました。

企業の使命と将来への展望

株式会社andUSは、「縁ある人の潜在的な可能性を覚醒し、成長実感を波及する」という理念のもと、ブラインドサッカー女子日本代表の活動を支援し続けています。2017年のブランド誕生以来、選手たちの挑戦を見守りながら、その成長と共に企業自身も進化を遂げてきました。今後も、より多くの女性が美容を楽しむきっかけとなるよう、活動を続けていく決意であります。

このイベントは、ただ一度の機会ではなく、今後の継続的な交流と支援のスタートになるでしょう。選手たちと共に「挑戦」の輪を広げ、美しさの可能性を引き出す場にしていくことが、andUSの目指す方向性です。