エンジニア婚活を後押しする新たな取り組み
エンジニア特有の婚活の難しさを解消すべく、出会いの信用情報サービス「カスタネット」が新しいステップを踏み出しました。主にITエンジニア向けにデザインされたこのサービスが、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubに対応することが発表されました。これにより、GitHubユーザーとして自身の技術的なスキルをアピールし、恋愛活動や結婚活動がしやすくなる狙いがあります。
この取り組みは、東京都武蔵野市に本拠を置く特定非営利活動法人の結婚相談NPOによって企画・監修が行われ、神奈川県逗子市の株式会社ロジナスが開発と運営に携わります。また、GitHubにおけるユーザープロフィールページは、エンジニア自身のスキルを分かりやすく伝えるための有効な手段とされています。
オンラインアイデアソンの開催
カスタネットのGitHub対応を記念し、2025年11月27日(木)20時からエンジニア向けのオンラインアイデアソンが開催されます。テーマは「理想の婚活システムを創る」で、特別な議題として「不同意性交トラブル防止システムの開発」が設けられています。このプログラムでは参加者同士が意見を交わし、求められる機能について議論します。
エンジニア男性と女性のコミュニケーションに課題があることが指摘される中、アイデアソンは新しい解決策を模索する場となります。結婚相談NPOによると、特にエンジニア男性は女性との会話が難しいと感じているケースが多く、技術やゲームに偏った話題が女性と合わないことが多いとされています。これらの障壁を克服するために、GitHubを介してスキルをアピールすることで、より深いコミュニケーションを促進することが期待されています。
不同意性交トラブルへの対策
今回注目されている「不同意性交トラブル防止システム」は、婚活プラットフォームで求められる重要な機能です。2023年より施行された不同意性交等罪に伴い、合意の証明ができないことが交際上のリスクとして意識されるようになりました。これに対処するために、既存のアプリだけでなく、カスタネットの仕組みを活用し、新たなアプローチを模索していく方向性が示されています。
カスタネットの魅力
カスタネットは、恋活・婚活のためのオンライン名刺サービスで、基本的に無料で運用されています。このサービスは、偽のプロフィールや売春を防ぐための「出会いの信用情報」を提供し、ユーザー同士が独身性や学歴、居住地などの信頼性を確認することで、トラブルのリスクを低減することを目的としています。
結婚相談NPOは2013年の設立以来、少子高齢化の問題解決に取り組んできました。特に、「障がい者の婚活」や「非正規雇用者の婚活」など様々な課題に対する草の根活動を行っており、2025年からはカスタネットの開発に協力しています。非正規雇用や障がいを抱える方々にも安心して利用できるサービスを提供し、婚活環境の改善を目指しています。
まとめ
エンジニアの婚活に特化した新しいサービス「カスタネット」がGitHubへの対応を進め、自身のスキルを生かした婚活の形を提案しています。オンラインアイデアソンでは、新しい機能やシステムを共に考える機会を提供し、出会いの可能性を広げる活動が進行中です。これからの動向が期待されます。