大阪けいさつ病院がダビンチSPで大腸がん手術を実施
2025年1月9日、大阪けいさつ病院にて最新の手術支援ロボット「ダビンチSP」を用いた大腸がんの手術が行われました。この手術を担当したのは消化器外科の松田宙部長で、同院における画期的な医療技術の一環として、注目されています。
ダビンチSPとは?
ダビンチSPサージカルシステムは、米国製の最先端の手術支援ロボットです。従来のダビンチXiと比較して、1つの創から手術を行うことができるため、患者への身体的負担が軽減されると期待されています。この技術により、手術後の回復が早く、傷の治癒もより美しくなる点が特長です。
手術の様子
手術中は、松田医師を始めとする大腸がん手術チームが緊密に連携を取りながら、ダビンチSPを駆使して慎重に手術を進めました。ロボットの高精度な操作により、難易度の高い手術もスムーズに進み、患者にとって安心な環境が提供されました。手術の成功は、手術後の患者の状態にも良い影響を与えています。
大阪けいさつ病院の役割
これまで大阪けいさつ病院では、2012年11月に大阪初の消化器癌に対するロボット手術を行い、その後2020年には結腸癌のロボット手術も実施。今回の単孔式ロボット手術の導入は、病院にとって画期的な一歩となりました。病院側は、引き続き最新の医療機器を活用し、大阪における医療の最前線を担っていくという意欲を示しています。
最先端医療で未来を切り拓く
松田部長は、「ロボット手術と出逢うご縁に恵まれ、おかげで大腸癌手術を多数行ってきました。今後も患者様のために精進してまいります」と、その決意を語りました。大阪けいさつ病院では、現在ダビンチXiが2台、ダビンチSPが1台の計3台の手術支援ロボットが稼働。これらを活用した手術が年始より積極的に行われています。
まとめ
大阪けいさつ病院におけるダビンチSPの導入は、最新技術を確実に取り入れ、患者に対する医療の質を高める取り組みと言えます。今後も医療の進化をさらに推し進めることで、大阪から日本の医療をリードする役割を果たしていくことでしょう。手術の成功は、今後の医療技術の発展にも大きく寄与することが期待されます。
お問い合わせ
社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪けいさつ病院経営企画課
住所:大阪市天王寺区烏ヶ辻2-6-40
電話番号:06-6771-6051(代表)