株式会社ペイロールが発表した2025年年収QPIの意義と変化
2025年の年収QPI、その詳細と今後の展望
株式会社ペイロールと株式会社QUICKが共同開発した新しい賃金指標「QPI(QUICKペイロール賃金インデックス)」が2025年の年収データを公表しました。この指標は、毎月の動向を詳細に掴むことができる一方、年末調整に基づく年間の収入や関連する税金、社会保険料を把握するための重要なものです。今回は、この指標がどのように変化し、私たちにどのような影響を与えているのかを見ていきます。
年収の推移
2023年から2025年にかけて、収入QPIは年ごとに約2.5%から3%の間で増加していることが確認されています。この安定した賃上げの動きは、雇用者の給与負担が増加する中での好乗条件となり得ると考えられています。しかし、具体的にどれほどの手取りが増加するのかという点は、他の指標においての変動と相まって重要です。
可処分所得と税金の影響
可処分所得QPIや所得税QPIに関しては、特に2024年に定額減税が実施されたことから大きな変動が見られました。可処分所得QPIは2023年の2.35%から2024年には3.69%まで上昇したものの、2025年には再び1.72%へと減少しています。この現象は、税制の変更が私たちの手取りに直接的な影響を及ぼすことを如実に示しています。
所得税QPIもまた大きな波を見せており、2023年には前年度比で6.02%の増加が記録された一方、2024年には-10.51%という異常値を記録。その後2025年には29.34%という著しい増加が予測されています。この数値変動が将来の収入にどのような影響をもたらすか、非常に興味深い点です。
社会保険料の動向
社会保険料QPIに関しては、2023年からの増加幅が減少していることが確認されています。この背景には、標準報酬月額の上限に達したことが影響していると考えられます。つまり、安定した賃金上昇がある一方で、社会保険料の負担が相対的に変化していないことから、実質的にはあまり手残りが増えていない可能性が高いということになります。
ペイロールの役割
ペイロールは1989年に設立され、その成長の中で多くの大手企業に向けて給与計算業務のビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を提供してきました。2024年3月末時点で260社112万人の給与計算業務を担い、独自のクラウド人事給与ソフトを通じて高い柔軟性と拡張性を持つサービスを提供しています。
労働人口が減り続ける中で、ペイロールは人事部門の戦略的な活動を支えるために必要なソフトインフラ企業へと成長しています。今後、このQPIをもとにして、各企業がどのように賃金政策を立てていくのか、ますます注目が集まります。
今後の動向を見守りながら、私たち自身も賃金や手取りに影響を与える施策に対して敏感にならなければなりません。今後の給与データ分析においても、QPIがどのような意義を持つのか、一層の注視が求められます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ペイロール
- 住所
- 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明イーストタワー11階・12階
- 電話番号
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03-5520-1400