食で未来をつくる
2024-10-31 19:51:05

日本女子大学とエームサービスが提案する新しい食事スタイル「The Japan Diet」

日本女子大学の家政学部食物学科の有志学生が、大手給食会社エームサービスとのコラボレーションを経て、新しい食事メニューを提案しました。このメニューは、一般社団法人日本動脈硬化学会の推奨する食事スタイル「The Japan Diet」をテーマにしており、10月21日から25日までの期間中、全国80の事業所で提供されました。

「The Japan Diet」は、肉の脂肪や動物性脂肪を控え、豆類、魚、野菜、海藻、きのこ、果物、未精製穀類を組み合わせることで、健康を促進する食事法です。食物学科の亀山詞子講師の指導のもと、ワークショップに参加した30名の学生たちは、独創的なメニュー作りに挑戦しました。

具体的なメニュー例としては、野菜豊富な「カラフルランチ」をはじめ、鰯を使った「油淋鶏風セット」、トマト煮の「鯖のバジル風味セット」など、見た目にも楽しいラインナップが揃っています。これらのメニューは、健康的であるだけでなく、味や見た目にもこだわられたものです。

エームサービスのシェフ、石井幸雄さんによる料理教室も重要な要素でした。この教室を通じて、学生たちは「The Japan Diet」の核となる食材を使ったレシピや調理法の実践的な知識を学ぶことができました。石井シェフは、特にVIP向け食事のプロとして知られ、学生たちにとって非常に貴重な経験となりました。

8月には学生による試作選考会が行われ、最終的に10種類のメニューが選ばれました。審査基準はコンセプトの合致、独創性、彩り、味わい、提供のしやすさの5つに分かれ、厳正な評価がなされました。最終選考には、エームサービスの役員や事業部責任者などが参加し、学生たちの努力が認められました。

「THE JAPAN DIET WEEK」期間中、事業所では学生考案のメニューが提供され、人気メニューの一部は連日完売となるほどの盛況を見せました。30名の学生たちは、実際に事業所を訪れ、お客様へのアンケート調査を行い、反応を実感しました。これにより、メニューの継続的な提供も視野に入れられています。

また、食物学科は2025年に新たに「食科学部」として生まれ変わります。この新しい学科では、生活者を中心に考えた食の科学的な理解が専門家を育成することが目指されています。「食」で未来を切り開くこの取り組みは、今後も多くの学生によって発展していくことでしょう。このように、大学の教育が健康に寄与する形で地域に還元されることが期待されています。


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学校法人 日本女子大学
住所
東京都文京区目白台2-8-1
電話番号
03-3943-3131

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