ヤンマーエネルギーシステムがTEDOM社を買収
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーエネルギーシステムが、チェコのコージェネレーションメーカーTEDOM社を買収したことが正式に発表されました。買収は9月4日に合意され、その後の規制当局の審査を経て、11月1日付でチェコ商業登記簿に新たなオーナーとしてTEDOM社が記載されました。なお、買収金額は公開されていません。
TEDOM社の事業内容
TEDOM社は1991年に設立されて以来、コージェネレーションシステムの製造において世界的に知られるメーカーとなりました。近年では、伝統的なエンジニアリングから分散型電源などの持続可能なエネルギーソリューションにシフトし、事業の幅を広げています。
同社は今後、ヤンマーエネルギーシステムの傘下で働き、ヨーロッパにおける新たな市場への参入を図るとともに、新製品開発の効率化を進め、製造、調達、販売およびサービスチャネルのリソースを共有することで、相乗効果を創出する計画です。
TEDOM社の概要
- - 会社名: TEDOM a.s(テドム)
- - 本社所在地: Výčapy 195, 674 01 Výčapy, Czech Republic(チェコ共和国ヴィチャピ)
- - 設立年月: 1991年
- - 従業員数: 980名
- - 持ち株比率: ヤンマーインターナショナルヨーロッパ100%
- - 売上高: 315 Million Euro(2024年予想)
- - URL: TEDOM公式サイト
ヤンマーの歴史と今後の展望
ヤンマーは1912年に大阪で設立された産業機械メーカーであり、1933年には世界初のディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。現在、ヤンマーは「大地」「海」「都市」のフィールドでエンジンを中心とした多様な事業を展開し、環境負荷の少ない持続可能な未来を目指しています。
「大地」「海」「都市」のフィールドでの成長を続けるヤンマーは、顧客への新たな価値提供を行うため、最新のテクノロジーを活用し、持続可能なソリューションの開発に注力しています。
今回のTEDOM社の買収により、ヤンマーエネルギーシステムはコージェネレーション市場での競争力を高め、新しいエネルギーソリューションの提供が期待されます。今後の展開に目が離せません。
注記
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