豊和工業株式会社、老朽化した社屋から新たなステージへと飛躍

豊和工業株式会社は、2022年10月31日に新社屋の竣工を発表しました。東京都大田区に位置するこの新しい社屋は、長い間使用されてきたプレハブ製の旧社屋に代わるもので、40年にわたる使用の中で老朽化が進むなど、安全性が懸念されていました。新社屋完成の主な目的は、企業イメージの刷新に加え、従業員のウェルビーイングを高めることです。

新社屋建設の背景と目的

豊和工業が新社屋を計画した背景には、旧社屋の老朽化だけでなく、次年度に控えた事業承継も関わっています。これを機に、企業体質を一新し、より信頼される土木会社を目指すことが重要でした。新社屋は安全面の向上だけでなく、従業員が快適に働ける環境を提供することを目指しています。

設計から竣工までの流れ

社屋の建て替えについては長年の構想があったものの、2021年3月から本格的な設計がスタートしました。そして、2021年11月には、大田区大森南1丁目に新社屋の建設が始まり、地元の株式会社湯建工務店が施工を担当。2022年10月に完工となりました。このプロジェクトは、設計に8ヶ月、施工に12ヶ月を要しました。

新社屋の特徴

新社屋の延床面積は713.03㎡で、現代的なデザインを取り入れています。エントランスや業務スペースは、オープンな雰囲気を醸し出し、従業員が働きやすい環境を提供しています。新たな職場環境によって、業務効率化や生産性の向上も期待されています。

豊和工業株式会社の概要

豊和工業は、昭和40年に創業された地中線土木工事の専門会社として、以来一貫して業務を展開してきました。主に高圧線の地中線新設に取り組むほか、撤去や移設、設計など多岐にわたる事業を行っています。2022年には新社長が就任し、新社屋完成とともに新時代に向けた取り組みをスタートしました。

創業当初の思いを胸に「建設人和」をモットーに掲げ、関係者を幸せにする企業、そして100年続く企業を目指しています。これからの豊和工業がどのように成長していくのか、業界内外から注目されています。