航空輸送統計年報:令和5年度は国内旅客数が大幅増!国際線も回復傾向
国内線は活況!旅客数大幅増、貨物も安定成長
国土交通省が発表した航空輸送統計年報によると、令和5年度の国内定期航空輸送は、旅客数、貨物量ともに前年度を上回る結果となりました。
旅客数は、幹線路線が前年度比13.8%増の4,485万人、ローカル線が前年度比17.0%増の5,995万人と、全体で15.6%増の1億481万人と大幅な増加となりました。これは、コロナ禍からの回復に加え、旅行需要の増加やビジネス利用の回復が大きく影響していると考えられます。
貨物量は、幹線路線が前年度比0.4%増の42万8,934トン、ローカル線が前年度比3.1%増の12万6,100トンと、全体で1.0%増の55万5,035トンとなりました。コロナ禍の影響で一時的に落ち込んだ貨物輸送は、安定的に回復傾向にあると言えるでしょう。
国際線も回復傾向!旅客数は大幅増加、貨物は減少
令和5年度の国際航空輸送は、旅客数が前年度比85.7%増の1,766万人と大幅に増加しました。これは、海外渡航制限の緩和や観光需要の回復が大きく影響していると考えられます。
一方、貨物重量は前年度比6.7%減の137万3,022トンとなりました。これは、世界的な経済減速やサプライチェーンの混乱などが影響していると考えられます。
今後の展望
航空業界は、コロナ禍からの回復と、持続可能な成長に向けて、新たな課題に直面しています。環境問題への対応やデジタル化の進展など、今後の航空輸送の動向に注目が集まります。