サブスクリプションサービスの現状
近年、サブスクリプションサービスの利用が広がっています。このサービス、一定の月額料金を支払うことで、様々な商品やサービスを定期的に享受できる仕組みです。マイボイスコム株式会社の調査によると、直近1年間にこのサービスを利用した人の割合は約36%で、特に10代から20代の若年層にその傾向が顕著です。30代でも5割弱が利用しているとのこと。
サブスクリプションの種類
調査では、利用されているサブスクリプションサービスの具体的な内容も明らかになりました。最も利用の高い「使い放題サービス」では、動画配信サービスが77.2%で圧倒的な支持を受けています。音楽配信は20.6%、電子書籍関連は11.3%の利用率でした。また、男性30代ではゲーム機能を利用する比率も多かったです。
一方、「レンタル・試し放題サービス」では家電や家具、中古車などが少数派でしたが一定のニーズはあるようです。特に定期便サービスでは、健康食品や化粧品、食材が支持を集めています。これらの利用内容から、サブスクリプションサービスがどれだけ多様化しているかが伺えます。
利用きっかけと意向
利用者がサブスクリプションサービスを選ぶ理由としては、「月額料金に対してお得だと感じた」が41.4%、次いで「利用したい商品やサービスがある」が33.2%、さらに「何度でも利用できること」が26.5%と回答されています。
また、利用意向者は全体の3割に達しており、これも若年層で特に高く、10代・20代では約55%が利用の意欲を示しています。サブスク未利用者の中でも利用意向があると答えたのはわずか5%という数字も驚くべき結果です。
利用時の重視点
利用の際に重視するポイントについては、月額料金とその内容の充実度が各70%台で並びました。商品の質や品ぞろえについても関心がありますが、比較的低い数字でした。また未利用者の中での調査では、無料お試しや体験の充実度、解約のしやすさなどが重視される傾向が見られました。
ユーザーの意見
利用者からの意見も多様です。男性35歳のユーザーは「Amazonプライム」を推奨し、そのコストパフォーマンスの高さを評価しています。また、45歳の男性は「Youtubeプレミアム」の利便性を綴り、家族共有を可能にする点も強調しています。
一方、利用しない理由としては、毎月の支出増加や飽き性が挙げられ、多くの人が使う前に契約だけして満足する可能性を指摘しています。
まとめ
今回の調査から、サブスクリプションサービスは特に若年層の支持を集めており、今後の広がりが期待されます。利用状況や意向の高まり、ニーズの多様化を反映したサービスの提供が求められるでしょう。今後もこのトレンドから目が離せません。