東京ドームで実現!武居由樹とユーリ阿久井政悟がWOWOWで試合を振り返る!
5月6日、34年ぶりに東京ドームで行われたプロボクシングイベント。この歴史的な舞台で、WBO世界バンタム級王者・武居由樹と、WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟が、それぞれ自身の試合を解説した。
WOWOW『エキサイトマッチSP』の収録後、ふたりにインタビューを行った。
武居由樹:試合を振り返り、修正点と今後の展望を語る
武居は、初の世界挑戦となった試合で、経験豊富な万能型のジェイソン・マロニーと激闘を繰り広げた。試合を振り返り、武居は「修正点がたくさんあるなとか、もっといろいろああすればよかった、こうすればよかったっていう部分があったので、次に生かすという意味でも良かったと思います」と語った。
特に、12ラウンド目については「ちょっと欲を出したというか、カッコつけにいってしまったところが、もっと冷静になってやればよかったと改めて見て思いました」と反省点を指摘した。
また、所属ジムの先輩である井上尚弥チャンピオンとの関係性についても言及。「自分からするとちょっと別次元の方というか、憧れの存在ではあります」と尊敬の念を示した。
マロニー戦に向けては、井上尚弥チャンピオンから「まっすぐなパンチは当たるけど、横からの自分得意のフック系のパンチはちょっと防がれやすい」というアドバイスをもらったそうで、「本当にアドバイス通りまっすぐの方が当たったと思うので、尚弥さんからアドバイスをいただいてよかったと思います」と感謝の言葉を述べた。
東京ドームでの試合については、「入場した時のみんなの声とか風景とかすごかったので本当に最高でしたし、パワーをもらえたのでまたいいタイミングがあればもう一回やりたいと思いました」と興奮を語った。
ユーリ阿久井政悟:冷静な分析と今後の目標を語る
阿久井は、かつて日本タイトルを懸けて拳を交えた桑原拓との初防衛戦を解説。試合を振り返り、「試合後にもすぐに見ましたが、最初に見たままの試合でした。3年前に桑原君と1回目にやった時に徹底的にいくっていうところがあって、そこは実践できました」と冷静に分析した。
タイトルマッチに向けては、前回の対戦経験を生かし「やることも正直そんなに変わりませんでした」と、いつも通りの調整を行ったことを明かした。試合中、1ラウンドに危険な場面もあったが、冷静に対処できたのは「セコンドからのアドバイスがあったから」だと語った。
試合後には、会長から「ようやった」と言われたそうで、妻に対しても「僕がけっこういい加減なところがあるので、やることは多いと思います」と感謝の言葉を述べた。
今後の展望については、「この先他団体がどうなるか僕には正直分かりませんが、今後新しいチャンピオンが出てくる中で、フライ級最強を目指していければと思っています」と意欲を燃やした。
番組情報
『武居由樹・阿久井政悟出演!エキサイトマッチSP「マロニーvs武居由樹」「ユーリ阿久井政悟vs桑原拓」』は、7月8日(月)午後8時からWOWOWで放送・配信される。
ぜひ、二人の熱い解説と、貴重な試合映像をWOWOWで楽しんでほしい。