現代アートとストリートカルチャーの融合！スケートボード販売開始

現代アートを身近に！オリジナルスケートボードの販売開始

静岡県静岡市に拠点を置く株式会社シルクマスターが新たなプリントサービスを展開し、現代アート作品を印刷したスケートボードの販売を始めました。このサービスは、日本で初めて1枚からオリジナルのスケートボードを制作できるものです。特に注目されるのは、ポーラ美術館で開催中の「シン・ジャパニーズ・ペインティング革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」展に関連して、現代アーティストの山本基氏の作品《時を纏う》を使用したスケートボードが制作されている点です。

アート鑑賞の新たな形

日本の美術館を訪れる来館者を分析すると、特に女性の比率が高く、ミュージアムショップでのグッズも女性向けが多数を占めています。そのため、男性来館者に適した購買選択肢は少ないのが現状です。そこで、シルクマスターはストリートカルチャーを象徴するスケートボードをミュージアムグッズとして取り入れることで、男性の興味を引くことを目指しました。

アートの抽象表現やインスタレーション作品が増える中、作品を具体的な形として手元に置くことが難しくなっている現代。シルクマスターは、山本氏の繊細な作品をスケートボード上にプリントすることで、その鑑賞体験を身近に感じてもらえるよう工夫を凝らしています。現代アートが日常のアイテムに変わるこの試みは、新たな文化の形成に寄与することでしょう。

スケートボードの特徴と仕様

今回販売されるスケートボードは、山本基氏の《時を纏う》をフルカラーでプリントした商品です。デジタルプリント技術によって、作品の繊細な模様や色の再現性が高く、濃淡の絶妙なコントラストが表現されています。製品の裏面には、ポーラ美術館のロゴが印字されています。なお、本商品は受注生産品で、価格は各22,000円。納期は約1.5ヶ月程度かかりますが、興味がある方はぜひ問い合わせてみてください。

自立式のスタンドも登場

さらに、本プロジェクトに合わせて自立式のスケートボードスタンドも開発されました。このスタンドは、スケートボードの絵柄に干渉しない形状のため、壁に掛けるだけでなく、机の上でも飾ることができます。アートとしての楽しみ方が広がり、スケートボードをインテリアとして楽しむ方々にもぴったりです。

販売情報と展覧会

今回のスケートボードは、ポーラ美術館で開催中の「シン・ジャパニーズ・ペインティング革新の日本画」展に合わせて販売されています。期間は2023年7月15日から12月3日まで。ポーラ美術館のミュージアムショップ及びオンラインショップでも購入可能です。アートとストリートカルチャーが交わる新しい商品にぜひ注目してください。