心拍可視化デバイス e-lamp.
2022-12-16 09:30:01
心拍を光で可視化!イヤリング型デバイス「e-lamp.」の革新性
心拍を光で可視化する新時代のデバイス「e-lamp.」
心拍を視覚的に反映するイヤリング型デバイス「e-lamp.」が2022年度のグッドデザイン・ニューホープ賞を受賞しました。このデバイスは、心拍の変化に合わせて光ることで、私たちの感情を他者と共有する新たな手段を提供します。
「心」を可視化する意味とは?
普段、私たちが他者とコミュニケーションをする際には、言葉や表情、身振り手振りなど様々な方法を用います。しかし、時として「自分の気持ちが伝わらない」「相手の本当の気持ちがわからない」と感じることもあります。そこで、この「e-lamp.」は、心拍という体の反応を光で視覚化することによって、感情の推測や伝達をスムーズにすることを目指しています。
デザインの背景
このプロジェクトは、工学研究をもとにした着想から生まれました。デバイス開発には多くの試作が関与し、最終的には「心拍フィードバックを行うイヤリング型デバイス」という仕様が確定しました。開発の過程で重視された点は、ユーザーが抵抗感を持たずに生体情報を測定できる方法と、安定した計測を実現することでした。
さらに、デバイスの形状はさまざまなシチュエーションで使いやすく、他者からも認知されやすい位置にあることが求められました。このような工夫が、利用者が自らの心拍を把握できない状況を解消し、自然な感情の共有を促進する助けとなるのです。
グッドデザイン・ニューホープ賞の受賞を祝して
グッドデザイン・ニューホープ賞は、クリエイターを目指す学生や新たに業界に入ったクリエイターの作品を評価し、新しいクリエイティブな人材を応援するための賞です。この賞の獲得は、デザインの価値を広め、新しいコミュニケーションの仕組みを提案する「e-lamp.」に大きな意義を持ちます。
審査員からは、このデバイスが生み出す新たなコミュニケーションの可能性について高く評価され、開発者たちの努力が称賛されました。心拍に合わせて光るイヤリングが他者との橋渡しをし、互いの感情を理解し合うための手助けをしてくれることでしょう。
開発チームと今後の展望
この革新的なデバイスを開発したのは、慶應義塾大学、法政大学、東京藝術大学の学生たちです。彼らのアイデアと情熱が結集し、「e-lamp.」という形で実を結びました。今後もこのチームは、さらなる技術革新と新たなプロダクトの開発を目指して活動を続けるそうです。
「心を、光で、可視化する」というビジョンを持つ「e-lamp.」。このデバイスがもたらす新しい感情体験は、私たちの日常生活にどのような変化をもたらすのか、ますます期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社e-lamp.
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2丁目16−8VEIL SHIBUYA 4階
- 電話番号
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