組織活性化のカギはオープンなコミュニケーションにあり
2025年5月24日、日立グループ横断型のコミュニティ「フラットチャンネル」が5周年イベントを開催し、特に注目を集めたのが株式会社揚羽の執行役員、黒田天兵氏によるパネルディスカッション「組織活性化」でした。黒田氏は、組織を活性化するためには、役職や立場に捉われず自由に意見を交わす環境が不可欠だと強調しました。
誰もが意見を言える環境の重要性
黒田氏は、「活性化した組織とはどういったものか?」という問いに対して、意見交換が行いやすい環境を挙げました。「時にはムカつくこともあって良い」と語り、特に若手社員が上司や先輩に意見を言えることの大切さを説きました。これにより、組織内での新しいアイデアや視点が生まれ、全体としての活性化が促進されると言います。
中間管理職層の問題点
さらに黒田氏は、世界的な調査結果を参照しながら、組織活性化における中間管理職層の問題についても触れました。特に35〜45歳の中間管理職が活性化していないという傾向があり、これが組織全体の活性化にはつながらないことを指摘しています。この層の活性化が組織の大きな課題であると強調しました。
失敗を許さない文化の変革
パネルディスカッションでは、不正が明るみに出た企業の具体例も取り上げられ、問題の根源に「失敗を許さない文化」が存在していたと分析しました。このような文化が根強くなることで、社員は失敗を恐れがちになり、結果として不正行為を引き起こす原因となると説明します。黒田氏は、この文化の変革には、単なる対策では不十分で、常識そのものを見直す必要があると強調しました。
フラットチャンネルの誕生と発展
「フラットチャンネル」は、2020年5月に緊急事態宣言を受けた日立グループの有志によって始まったオンライン交流会としてスタートしました。当初のテーマは「緊急事態宣言 コロナに負けるな!」であったが、参加者からの好評を受けて名称を「フラットチャンネル」に変更しています。このコミュニティでは、月に1回、テーマを設けた交流会と雑談を交えた懇親会が行われ、現在では日立グループ外の参加者も募り、オフラインも交えたハイブリッドな形式での実施となっています。
ブランディングのサポートを提供
株式会社揚羽では、インナーブランディングやコーポレートブランディング、マーケティングコミュニケーション等、様々な領域での支援を行っています。戦略策定からクリエイティブに至るまで、一貫したサポートを提供し、クライアントが直面する課題に寄り添いながら解決へと導く姿勢を大切にしています。ブランディングやマーケティングに対する質問や相談がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
会社情報
- - 会社名: 株式会社揚羽
- - 証券コード: 9330
- - 資本金: 2億7935万円(2024年9月30日時点)
- - 所在地: 東京都中央区八丁堀2丁目12-7 ユニデンビル3F
- - 事業内容: ブランディング支援全般
- - ウェブサイト: https://www.ageha.tv/
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このように、組織の活性化には誰もが自由に意見を言える環境が必要であり、それによって新たなアイデアが生まれ、結果的に組織全体が成長します。成功するための鍵は、オープンなコミュニケーションの実現にあるのです。