新たな運営スタイルの推進
丸紅ITソリューションズ株式会社は、新しい時代のクラウドサービスを提供するため、自社のBoxエコシステムソリューション「Suite for Boxシリーズ」をSaaS(Software as a Service)として展開すると発表しました。この取り組みは、特にエンタープライズ企業向けに設計されており、効率的かつ統制的なデータ管理を可能にします。
Boxエコシステムとその成長
Boxはグローバルで12万社、日本国内ではおよそ20,000社が利用しており、特に日本企業の導入が進んでいます。Boxの提供する体系的なアクセス権管理やコンテンツの統合機能は、企業が抱えるさまざまな課題に対するソリューションとして非常に効果的です。しかし、Boxに大量のデータを集約し、統制的に運用するためには、適切な運用方法とその確保が重要です。
Suite for Boxシリーズの特徴
丸紅ITソリューションズが今回提供を始める「Light CASB for Box」「CSV Sync for Box」「Log Reporter for Box 棚卸Edition」といったソリューションは、これまでオンプレミスで動作していましたが、クラウドベースのサービスとして新たに展開されます。これにより、顧客は面倒な環境構築や運用負担を軽減し、よりスムーズにシステムを活用できるようになります。また、「セルフサービス Cloud」では、エンドユーザが簡便に期限管理を行う機能が提供され、権限委譲の際の管理面での不安も解消されます。
White Ctrl for Box Governance – 新たな取り組み
同時に発表された「White Ctrl for Box Governance」は、Boxのホワイトリストをテキストファイル形式で一括登録・削除できる機能を提供します。これにより、ドメイン管理の効率が大幅に向上します。従来は手作業が必要だったドメインの棚卸しも、スプレッドシートで手軽に行えるように進化しました。
顧客支援とカスタマーサクセス
丸紅ITソリューションズは、自社のサービスが顧客の業務にどのように寄与するかを常に考慮し、導入支援やカスタマーサクセス活動を通じて顧客のニーズを把握していきます。この情報はさらにサービスの改善や新たな機能の開発に役立てられることでしょう。
イベント情報
これからのテクノロジーの進化をつかむために、丸紅ITソリューションズは、東京と大阪で開催予定の「Box Works」で、導入事例や解決策について話すイベントを計画しています。様々な業界のエンジニアを対象にした課題相談会も行う予定ですので、ぜひ参加してみてください。
まとめ
丸紅ITソリューションズの新しい提供サービスは、ユーザビリティを高め、企業の業務効率化を促進します。さまざまな機能が搭載されたサービスにより、Boxの運用をより円滑にするための強力な味方となることが期待されています。今後の展開が楽しみです。