カナダ・ケベック州のライフサイエンス分野におけるAI応用ウェビナー開催

カナダ・ケベック州ライフサイエンス分野におけるAI応用ウェビナー

2025年5月27日、日本時間午前9時からオンラインで開催される「ライフサイエンスインキュベーション協議会海外AIシリーズ第2弾」は、カナダ・ケベック州を中心にライフサイエンス分野におけるAIの研究と応用をテーマにしたウェビナーです。本イベントは、GRiTPartners法律事務所、Willsame株式会社、ライフサイエンスインキュベーション協議会が共催しており、前回のAI in Healthcareイベントに続くものです。

カナダ・ケベック州は、面積約160万平方キロメートル、人口は890万人を誇る地域で、カナダ全体の2割を占めています。経済規模は国内で第二位であり、もともとは鉄鉱石やリチウム、ニッケルなどの天然資源に恵まれた地域として知られていますが、現在ではAI、IT、デジタル技術など高いイノベーションが進展し、クリーンテックやライフサイエンス分野でも新たな成長が続いています。

ウェビナーでは、ケベック州のライフサイエンス産業の最新の動向やAIの応用事例が紹介される予定です。特に、モントリオールでは毎年開催される「ALL IN」イベントではカナダ最大のAI関連活動が行われており、同州が持つAI研究の中心地としての側面も強調されます。

このウェビナーの予定は以下の通りです：

- 開催日時: 2025年5月27日（火）日本時間午前9時
- 共催: ケベック州政府在日事務所、ケベック州投資公社、ライフサイエンスインキュベーション協議会
- 使用言語: 英語
- 会場: オンラインイベント
- 申込URL: こちらから登録

イベントでは、ライフサイエンスインキュベーション協議会の吉澤尚ファウンダーによる挨拶があり、続いてケベック州政府の駐日代表者による歓迎の辞が行われます。その後、ケベック投資公社からの講演や、AIのライフサイエンス分野への応用に関する講演を行うMilaとの連携についての発表が続きます。

また、慣れない環境の中、ケベック州のライフサイエンス分野で活躍する企業からのプレゼンテーションも予定されています。特に注目されるのは、軽度認知障害の早期発見に向けたデジタル評価ツールを開発するMoCA Cognitionや、マルチオミクスデータを用いて新たな疾患モデルを構築するSimmunome Inc.などの企業です。これらの先進的な技術は、病気のリスクを軽減するための新しいアプローチを提供します。

ウエビナーは、研究者、業界関係者、学生など幅広い層の方々に向けて、ケベック州との今後の協業や連携の可能性を探る貴重な機会となるでしょう。参加者にはQ&Aセッションも設けられており、ゲストスピーカーと直接対話をする機会もあります。

最後に、ウェビナー後には吉澤ファウンダーからの閉会の挨拶が行われます。興味を持つ方々の参加を心よりお待ちしております。詳細なウェビナー内容については、上記の登録URLを参照してください。