妖怪と笑いが織りなす秋冬の特別展
2023年10月17日から2024年3月4日まで、広島県三次市の湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)では、特別展「ユカイ・ツーカイ・妖怪ランド妖怪と笑いの深~い関係」が開催されます。この展覧会では、妖怪たちが持つ独自の世界観を通じて、人々を笑顔にする数々の作品が紹介されます。
妖怪の歴史と現代のユーモア
妖怪とは、暗闇や自然の脅威に対する怖れの象徴として誕生しました。しかし、江戸時代を経て、妖怪たちは印刷物を通じて広まり、気軽に楽しむ存在へと変貌を遂げました。特に、妖怪を主人公にしたユーモア溢れる作品は、この時代の特徴の一つです。今回の展覧会では、そうした妖怪たちの姿を笑いに変え、観覧者に楽しんでもらおうとする試みが見受けられます。
展示の見どころ
展覧会では、特に目を引く作品がいくつか用意されています。まず紹介されるのは、
神農化物退治絵巻です。この絵巻では、妖怪を退治するために“おなら”を使うというユニークな発想が描かれており、見る者をクスッと笑わせるひと品です。
次に、妖怪風刺画が多数展示され、社会への批判が盛り込まれた作品群を楽しむことができます。妖怪たちが様々なシチュエーションで不安を吹き飛ばす姿を通じて、何気ない日常へのユーモアを感じることができるでしょう。
また、
和漢百物語頓欲ノ婆々では、その驚きのポーズが展示されており、真似してみたくなるような魅力があります。こうした作品が、名わき役として存在する人間たちとの掛け合いの中で、妖怪たちのユーモラスな姿を引き立てています。
ジョインしよう!
「ユカイ・ツーカイ・妖怪ランド妖怪と笑いの深~い関係」展は、観覧者自身が妖怪たちと同じように思い切り笑い、時には心温まる瞬間を共有する場所です。妖怪の視点から見る笑いの世界を堪能し、あなただけの妖怪の物語を発見してみてはいかがでしょうか。心の底から笑える体験が、あなたを待っています。
会場・会期情報
- - 会場: 湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム) 住所: 広島県三次市三次町1691-4
- - 会期: 令和6年10月17日(木)~令和7年3月4日(火)
- - 休館日: 毎週水曜日(ただし12月25日は開館)、12月27日~1月1日休み
笑顔あふれる妖怪の世界に足を踏み入れ、ぜひその深い関係を楽しんでください。