2026年「食に関する調査」から見る外食と食費の現状
株式会社クロス・マーケティングが全国の20~69歳の男女3,000人を対象に実施した「食に関する調査」の結果を基に、外食頻度や食費の変化を詳しく見ていきます。調査は全国47都道府県にわたる広範な対象からの結果を集めており、食文化や消費動向の傾向を読み解く重要なデータとなっています。
外食の頻度と傾向
調査の結果、直近1年間の外食頻度は「月に1回以上」が62%に上り、特に「週に1回以上」と答えた人は32%でした。この傾向は2024年から大きな変化はないものの、60代の外食頻度は他の年代と比較してやや低めの結果となっています。主な外食先としては「和食店」、「ファミリーレストラン」、「ラーメン店」、「ファーストフード店」が挙げられ、これらは全体の約3割を占めています。
また、外食の相手としては「配偶者・パートナー」が上位に来るものの、最近ではこの傾向が減少してきていることもわかりました。
食費の現状とその影響
家計調査によると、家庭における食費の割合は2022年よりも増加傾向にあり、2025年度には28.8%に達しました。特に、食費の割合を知っている人に尋ねたところ、「3割くらい」と答えた人が36%を占め、次いで「2割」や「4割」と回答した人がそれぞれ21%という結果でした。これは食費が家計に占める重要なコストであることを示しています。
さらに、値上げを特に感じる食品には「お米」が60%で最多。続いて「卵」42%、「野菜」37%、「肉類」34%となっており、これらの食品の値上がりは家計に直接的な影響を及ぼしています。
また、値上げの商品が出た際の行動については、34%の人が「同ジャンルの安い商品に替えることが多い」と回答し、27%は「値上がりしてもいつも買う商品を買う」と答えています。特に60代は、43%が値上がりしてもいつも買う商品を選ぶ傾向があり、他世代とは異なる購買行動が見られました。
トレンド食品への関心
トレンド食品に関しても興味深い結果が得られました。「アサイーボウル」、「オーツ麦・オートミール」、「グルテンフリー食品」、「ヴィーガン食」、「昆虫食」といった新しい食のスタイルの認知度はおおむね40%台に達しています。しかし実際に購入した経験がある食品となると「オーツ麦・オートミール」や「アサイーボウル」が上位に来ており、多くの人がこれらの新しい食材を手に取っていることがわかります。
購入意向を問うと、「スーパーフード」や「完全栄養食」、「オーツ麦」といった項目が高い数値を示しました。特に健康志向の高まる中で「腸活を意識した乳酸菌食品」が人気を集めており、これが消費者の食選びにおいて大きな影響を持つことが示されています。
まとめ
この調査は、外食の実態や食文化の変化、特に値上げの影響に対する消費者の行動を細かく捉えることができる貴重なデータです。外食の傾向や食品価格の変動、さらにはトレンド食品への関心を通じて、今後の食事情がどう変化していくのか、その行く先を見据える手掛かりとなるでしょう。情報は、日々変化する食に対する私たちの意識や行動を示しています。今後の食文化にどのような変化が訪れるのか、注目していきたいものです。