楽天モバイルがポイ活利用者に人気の理由とその調査結果

調査背景と目的

アイブリッジ株式会社が運営するポイントサイト「フルーツメール」による調査が行われました。国内のスマホキャリアとポイ活の関連性を明らかにするため、全国の18歳から59歳までの男女を対象にしたインターネット調査が実施され、1,000人からの回答を得ました。当調査は、セルフ型アンケートツール「Freeasy」を活用し、2025年2月19日から20日にかけて行われました。

調査の概要

- 調査期間：2025年2月19日～ 2025年2月20日
- 対象：全国の18歳以上59歳以下の男女 1,000人
- 調査機関：アイブリッジ株式会社
- 回答方法：インターネットによる任意回答
- 有効回答数：1,000人（男性500人／女性500人）

スマホキャリアの人気ランキング

調査結果から、メインのスマホキャリアとして最も多く選ばれたのはNTTドコモで、利用者シェアは27.1%に達しました。次いで楽天モバイルが13.2%、auが12.3%、SoftBankが10.4%という結果に。特筆すべきは、楽天モバイルが圧倒的なコストパフォーマンスを誇っている点です。自身のニーズに合ったプランを求める利用者が増えており、ポイ活においてもその姿勢は顕著に表れています。

ポイ活プランの利用状況

ポイ活プランの契約状況について尋ねたところ、契約者は17.3%でした。この結果は、ポイ活プランが期待に対して実際に活用されている割合が少ないことを示しています。理由としてはプランの内容や手続きの煩雑さ、期待するようなポイント還元が実感できないことが影響していると考えられます。具体的なプラン名には、NTTドコモの「eximo ポイ活」や楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」などがありますが、多くの人がその仕組みやメリットを理解していないのが現状です。

利用者のニーズと不満点

調査の結果、ポイントを貯めやすさに満足している利用者は13.6%と低い数字に留まりました。一方で、満足していないという声も多く、最も多かったのは「どちらでもない」というもので、40.2%の人がその意見を持っています。この結果から、キャリアのポイント制度が魅力的であるとは感じられていないことがうかがえます。たとえ「お得」とされるプランが存在しても、利用者にとって魅力的でない限り継続的な契約には至らないことがわかります。

今後のキャリア選択

今後利用したいスマホキャリアについて尋ねた際の結果でも、楽天モバイルが26.1%と1位を獲得しました。続いてNTTドコモが24.5%で、両者は競り合っている状況です。楽天モバイルの人気は、日常の買い物との相性やポイント獲得のしやすさにあると考えられ、特にポイ活を重視する層にとって魅力的な選択肢となっています。

まとめ

本調査から見えてきたのは、キャリア選びにおいては価格競争やコストパフォーマンス、ポイントシステムの分かりやすさが重要な要素となるという事実です。楽天モバイルが高い人気を誇る一方で、そのプランの理解が進まないことが利用促進の障害となっているのが現状です。今後、より利用者目線で構成されたプランが登場すれば、さらなる利用促進が期待できるでしょう。