中谷潤人が統一戦を振り返る！WOWOWのスペシャル番組情報

中谷潤人が振り返る熱戦、統一王者の称号を手に入れる

WBCとIBFの世界バンタム級王者、中谷潤人（27＝M.T）は、WOWOWが放送する『エキサイトマッチSP』で最近の統一戦について自ら解説を行う。特に印象深かったのは6月8日に東京・有明コロシアムで行われた西田凌佑（28＝六島）との戦い。中谷はこの試合で6回TKO勝ちを収め、見事にIBFベルトを手に入れた。彼の言葉を借りれば、「戦っていて楽しかった」という感情が湧き上がるほど、緊張感あふれる戦闘シーンだった。

サウスポー同士の真剣勝負

中谷と西田は身長やリーチもほぼ同じで、両者ともに無敗の実力者。試合が始まると、早々に中谷が強引な接近戦を仕掛け、パワフルな打撃を連続で見舞った。中谷は試合前から「1ラウンドから行くことを意識していた」と明言。これが功を奏し、西田に距離を保たれることなく、試合を優位に進めることが出来たという。

忍耐と反撃、緊迫するリング

もちろん、西田も反撃を図り、3回と4回にはボディブローを狙う。中谷は一時的に後退する瞬間もあった。しかし、「慌てることはなかった」と中谷は冷静さを保ちつつ、試合の流れを掴む。加えて、中谷は西田の右目周辺や右肩に異常を感じ取り、戦略を変えて攻め続けた。彼は「体にダメージを与える作戦だった」と語りつつ、西田のピンチを逃さなかった。

勝利の瞬間、統一王者としての新たなスタート

試合は7回を迎える前に、相手サイドが棄権を申し入れ、中谷のTKO勝ちで決着。この勝利により、彼は無敗のまま世界戦で10戦全勝を達成した。そして、井上尚弥戦を見据えた転級の可能性も話題に。中谷は今、スーパー・バンタム級へ向けたトレーニングを行っており、さらなる高みを目指している。

来るべき未来に挑む勇者

中谷潤人は、次のステージに向けて気持ちを高めている。井上尚弥の試合を観戦し、次戦についても意欲的だ。これからの彼の道は待望の大一番へと続く可能性が高く、期待が高まっている。

『エキサイトマッチSP』では、中谷と西田の統一戦の他、那須川天心の試合も放送される。視聴者には、迫力あるボクシングと共に、選手たちの奮闘をお楽しみいただける企画だ。放送は8月11日午後9時から。観戦をお見逃しなく！