アートリが新しい細菌検査システム「BELLES」を発表！医療機関向けサービスを強化

アートリが新しい細菌検査システム「BELLES」を発表！

アートリ株式会社が、SSVグループ共同開発の第1弾として、新しく細菌検査システム「BELLES（ベル）」をリニューアルし、2023年10月より本格的にサービス提供を開始します。本記事では、この新システムの背景や特徴、今後の展望について詳しくお伝えします。

開発の背景

アートリは1994年から細菌検査システムを提供しており、これまで400を超える医療機関で利用されています。しかし、近年は導入医療機関からのサポート体制の不備や、開発リソースの不足が課題となっていました。

この状況を打破すべく、アートリは2022年12月に㈱ソフトサービスと資本業務提携を結び、SSVグループへと参画しました。この提携により、アートリは豊富な人材と医療分野の開発ノウハウを活用し、シナジー効果を生み出すことができました。特に、創業者の森田氏が描いていた構想を約1年で実現したという点は、非常に重要な成果と言えるでしょう。

BELLESの特長

新システム「BELLES」では、いくつかの革新された機能が搭載されています。以下にその主な特徴を示します。

- BELLES WEB（ベルウェブ）の導入: 電子カルテからの情報を簡単に参照できる機能が追加され、医療機関にとって使いやすい環境が提供されています。
- 互換性: ほとんど全ての分析器や外注検査メーカーとの接続が可能で、多様な運用スタイルに対応できます。
- 要望に応じた機能追加: 導入医療機関から要望の多かった機能を標準機能として組み込むことで、実践的な利用を促進しています。

さらなる展開

今後、SSVグループは㈱ソフトサービスを中心に、アートリ㈱や㈱テレフォームの3社で、医療分野における情報通信事業の強化を目指します。ソフトウエアにとどまらず、インフラを含めたワンストップサービスの提供を構築する計画です。

私たちの進む道は、アートリの社名の由来である「動脈」や「幹線」に例えられ、導入機関にとってかけがえのないパートナーとなることを目指しています。これにより、医療機関が直面する複雑な課題に対して、より迅速かつ効果的な解決策を提供していく所存です。