日本DX大賞2025の開催と応募受付
一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会が主催する「日本DX大賞2025」の募集が開始されました。この賞は、企業や自治体などが実施した先進的なデジタルトランスフォーメーション (DX) の事例を発掘し、表彰することにより、日本全体のDX推進を促進することを目的としています。
開催の背景
近年、多くの組織がDXに取り組んでいるものの、実際には単にデジタル技術を導入するだけに留まっているケースが目立つのが現状です。このため、実質的な組織改革や社会全体の変革がなされていないという課題があります。様々な調査が一定の成功を示しているものの、本質的なDXの推進には、単なる技術導入を超え、自身の変革に対する意欲が必要です。
そこで、日本DX大賞2025では、「デジタル化」に留まらず、各組織が自主的に取り組むことで持続可能な成長と豊かな未来を生み出す事例を広く共有し、認知を深めています。本イベントは、2日間にわたって事例の共有が行われ、1日目には行政機関や公的機関の事例、2日目には民間企業の取り組みが紹介されます。参加者同士の交流や議論を通じて、新たなDX推進のアイデアが生まれることを期待しています。
募集概要
応募の受付期間は2025年2月7日から同年4月25日までです。この期間内にエントリーシートを提出することで応募が完了します。対象となるのは、DXを推進しようとする民間企業や公的機関、自治体であり、特に2024年4月から2025年3月の間に具体的な成果を上げた事例が適用されます。
募集部門
日本DX大賞2025では、以下の部門での応募が受け付けられています:
- - サステナビリティトランスフォーメーション部門:持続可能な成長と環境・社会課題の解決を両立させた事例
- - 事業変革部門:デジタル技術の活用やビジネスモデル革新によって顧客や市場の変化に対応した事例
- - 業務変革部門:業務プロセスや組織文化、構造改革を経てデジタル時代に適応した取り組み
- - 地域DX部門:地域住民のニーズに応え、行政サービスの向上や地域課題の解決に寄与した取り組み
- - 庁内DX部門:行政内部の業務プロセス改善や働き方改革による実用的変革
- - 支援部門:他組織のDX推進を支援してきた実績のある事例
- - 日本ノーコード大賞:ノーコードツールを活用したDXの取り組み
スケジュール
全体の流れは以下の通りです:
- - 2025年4月25日:応募締切
- - 2025年4月29日~5月6日:書類審査
- - 2025年5月中旬:ファイナリスト発表
- - 2025年6月16日~20日:プレゼンテーション審査(非公開・オンライン)
- - 2025年7月16日~17日:事例発表及び表彰式(渋谷ストリームホールにて)
審査員
審査員には、慶応義塾大学の特任教授や様々な企業・団体のリーダーが名を連ねています。特に、デジタル化の専門家からの視点を得ることで、多様な観点から審査が行われます。
主催者とメディアパートナー
日本DX大賞は、日本DX大賞実行委員会によって主催され、特別協力に株式会社マイナビが名を連ねています。また、総務省や経済産業省、デジタル庁などが後援することで、幅広い視点からのサポートがされています。
応募方法
応募は公式ウェブサイトを通じて行われます。詳細な情報については、以下のリンクをご確認ください。
日本DX大賞公式ウェブサイト
この機会に、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを進め、持続可能な未来を創造するための事例を是非ご応募ください。