聴覚障害者向けPRイベント
2018-05-17 11:35:31
ガンツ不動産とミライロが聴覚障害者向けPRイベントを実施
不動産業界で画期的な取り組みが発表されました。株式会社ガンツ不動産とミライロは、聴覚障害者への対応強化およびその理解を促進するためのPRイベントを共同で実施します。このイベントは、不動産業界初の試みとして、遠隔手話通訳サービスを導入することで、聴覚障害を抱える方々への不動産仲介の利用がよりスムーズになることを目指しています。
聴覚障害者が直面する課題
実施される取り組みの背景には、聴覚障害者が不動産仲介を利用する際の課題があります。2018年に行われたアンケート調査では、聴覚障害者の85%が不動産仲介を利用した経験があることがわかりましたが、47%が問い合わせや予約時に困難を感じ、44%が相談や契約時の対面でのコミュニケーションに悩んでいると回答しました。また、70%が障害を理解した上で物件を探してほしいと考えており、67%がコミュニケーションに配慮した対応を望んでいます。このような現状から、不動産業界における理解と配慮の必要性があることが浮き彫りになっています。
ガンツ不動産の手話通訳サービス
新たに導入された「ミライロ・コネクト」では、店鋪に設置された端末からオンラインで手話通訳士と繋ぎ、リアルタイムで通訳を行います。このサービスは、聴覚障害のある社員が開発に携わっており、実用性にも配慮されています。イベント当日は、手話通訳サービスのデモンストレーションも行われ、聴覚障害者に対する効果的な対応方法について学ぶ機会が提供されます。
PRイベントの開催
この取り組みの一環として、ガンツ不動産とミライロは共同でPRイベントを開催します。イベントでは、彼らの取り組みの成果を発表し、聴覚障害者へのコミュニケーション方法と不動産業界でのユニバーサルな対応を考えるセミナーが行われます。参加者は不動産業界の方々だけでなく、一般の方にも門戸が開かれており、先着での参加が可能です。さらに、特別ゲストによる紹介や質疑応答など、盛りだくさんの内容となっています。
イベント詳細
開催日時は2018年5月28日(月)10:30から12:30で、福岡市の天神ビルで行われます。当日はガンツ不動産の代表とミライロの副社長による挨拶の後、手話通訳サービスのデモが行われ、聴覚障害者への対応の良い例と悪い例を実演します。後半では、聴覚障害者に配慮したコミュニケーション方法についての研修が行われ、参加者たちが実践的な知識を得る場にもなります。
提供される参加枠は、不動産業界の関係者が先着20名、一般の方は抽選で5名とされています。
参加費用は無料で、多くの方にこの貴重な機会を体験していただきたいとのことです。このイベントを通じて、聴覚障害者への理解と配慮が広がっていくことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ミライロ
- 住所
- 大阪府大阪市淀川区西中島3-8-15EPO SHINOSAKA BUILDING 8F
- 電話番号
-
06-6195-7853