デザインの未来を考える
2025年6月27日に開催される「World Industrial Design Day 2025」に、株式会社Final Aimの最高デザイン責任者である横井康秀氏が登壇することが決まりました。このイベントは、世界最大級のデザイン国際機関、World Design Organization(WDO)が主催し、「let’s get ethical」をテーマに、デザインと倫理に関する重要な議論が展開される予定です。
Final Aimとその役割
Final Aimは、2019年に設立され、特に生成AIを活用したデザイン開発や知的財産権管理に特化したプラットフォーム、「Final Design」を提供しています。このプラットフォームは、ヤマハ発動機や本田技研工業などの大手企業とのコラボレーションを通じて、生成AIの利用によるデザインプロセスの革新を支援してきました。意思決定の過程や生成物の真正性を確保することで、安全で信頼性の高いデザイン環境を提供しています。
さらに、横井氏は2025年のNVIDIA GTCに招待されるなど、先進的な取り組みの一環として、その成果を世界に向けて発表する機会を得ています。
World Design Organizationの歴史
WDOは、1960年代からの長い歴史を持つ国際デザイン組織で、インダストリアルデザインの重要性やその役割を世界に広めることを目的に活動しています。毎年、創立記念日である6月29日にデザインの重要性を再認識する日を設けており、異なるテーマに基づくイベントを行い、AIや持続可能性、インクルーシブな社会を含む多くのトピックについて、グローバルな議論が行われています。
横井氏の講演
横井氏の講演のタイトルは「Designing the Future with AI and Integrity」です。この講演では、生成AI技術をデザインに活かす方法や、知的財産権の保護、透明性のあるプロセスの重要性について焦点を当て、デザインの倫理的側面を探求します。具体的には、ヤマハ発動機や本田技研工業との実際のプロジェクトに基づき、どのように責任ある生成AIの活用が実現されたのかを解説する予定です。
イベントの詳細
「World Industrial Design Day 2025」の開催情報は以下の通りです。
- - 日時:2025年6月27日(金)13:40〜(日本時間)
- - 方式:オンライン(WDOのYoutubeチャネルで配信)
- - 参加登録:不要(無料で公開)
- - イベント詳細URL:WDO公式サイト
このイベントは、参加者がデザインにおける倫理的な側面を学び、デザインが社会に与える影響について再考する貴重な機会です。横井氏の洞察が、未来のデザインのあり方に新たな視点を提供することを期待しています。
Final Aimの未来
Final Aimは、今後も生成AIを駆使し、多様な企業や団体との連携を進めながら、デザインの社会的価値を高める取り組みを続けていきます。デザインと知的財産の融合により、サステイナブルかつ倫理的な社会を目指す理念を実践していくことでしょう。時代の変化に柔軟に対応し、イノベーションを生む力を信じて、未来のデザインを形作っていくことが求められています。