海洋ごみ問題解決に向けたクラウドファンディング開始
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基)は、
海洋ごみ問題に立ち向かうための重要な一歩として、2025年1月17日からの1ヶ月間にわたりクラウドファンディングキャンペーンを開始します。この取り組みでは、弊団体が開発した「海洋ごみMAP」アプリを通じて、海洋ごみの回収量を可視化し、持続可能な回収システムの構築を目指します。
海洋ごみ問題の現状
海洋ごみは環境に深刻な影響を与えており、特に生態系や漁業、観光業など多岐にわたる分野に悪影響を及ぼしています。2022年に発表された経済協力開発機構(OECD)の報告によると、2019年に海洋に流出したプラスチックごみの量は170万トンに上ります。加えて、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると予測されており、2060年までには世界でのプラスチックごみ排出量が約3倍に増加するとされています。この影響を踏まえると、今後何も行動を起こさなければ、次世代にきれいな海を引き継ぐことは難しくなります。
これまで多くの市民活動が行われてきましたが、回収したごみの数量を明確に定量化する仕組みが欠如していました。これにより、効果測定が難しく、どのような影響をもたらしたのか知る手段が制限されています。したがって、海洋ごみの問題に取り組む上で、収集されたごみデータを記録し、それに基づいて適切な行動を導き出す必要があります。
クリーンオーシャンアンサンブルの提案
このような現状を受け、クリーンオーシャンアンサンブルは二つの目標を掲げてクラウドファンディングを実施します。
1.
回収量の可視化: 当団体が開発した「海洋ごみMAP」アプリを通じて、世界中からのデータを集め、どのくらいの海洋ごみが回収されているかを定量化します。2024年のリリース以降、既に840以上のデータが登録されていますが、それでもまだ規模不足です。このデータをもとに、より多くの情報を集め、海洋ごみの現状を把握するための活動を強化します。
2.
持続可能な回収システムの構築: 従来の多くの海洋ごみ回収活動はボランティアに依存しているため、持続的な活動が困難という課題を抱えています。そのため、海洋ごみMAPを活用し、回収活動を行う人々にスポンサーをつける仕組みを模索しています。経済的支援を通じて、活動の持続可能性を高めることが期待されます。
クラウドファンディングの詳細
- - 期間: 2025年1月17日(金)~2025年2月17日(月)
- - 目標金額: 1,000万円
- - プロジェクトサイト: こちらをクリック
INDIEGOGOとは
INDIEGOGOは、革新性に富んだアイデア・製品の実現を支援するためのクラウドファンディングプラットフォームです。個人や企業が新しいプロジェクトを立ち上げ、支援者から資金を募る形式で運営されています。支援者はプロジェクトが成功した際に製品や特典を受け取ることができます。これにより、新しい市場の創出や社会的影響を生む手助けが可能です。
組織情報
- - 名称: NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル
- - 住所: 香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
- - 設立: 2020年12月
- - 代表理事: 江川裕基
- - 公式サイト: 公式ホームページ
- - 公式SNS: こちらをフォロー
私たちは、クリーンで美しい海を次の世代に引き継ぐための取り組みを続けています。海洋ごみ問題解決へのご支援を心からお願い申し上げます。