キリン、MOSH社に出資しクリエイター支援を強化
キリンホールディングスが、個人クリエイターのためのプラットフォーム「MOSH」を提供するMOSH株式会社への出資を発表しました。この出資は同社が運営する「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」を通じて行われるもので、クリエイターの活動を支援し、新たな価値を生み出すことを目指しています。
MOSH社の特徴と展望
MOSH社は、「情熱がめぐる経済をつくる」を企業理念に掲げ、個人の持つ技術や情報をインターネットを介して発信する手助けをしています。具体的には、オフライン・オンラインの予約・決済機能や、デジタルコンテンツの販売をワンストップで実現するサービスを提供。このプラットフォームには、すでに8万人を超えるクリエイターが登録し、さまざまな分野でのサービス展開を行っています。現在、ヨガやフィットネス、美容、料理、音楽など200以上の職種がMOSHを活用しており、個人クリエイターが自分の才能を最大限に引き出せる環境が整っています。
CVCファンドの意義と目的
キリンが設立した「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」は、ヘルスサイエンス関連のスタートアップ企業を対象にしたCVCファンドです。2020年に発足し、70億円規模の運用資金を持ち、斬新な技術やビジネスモデルを展開する企業への投資に注力しています。このファンドは、短期的な成果だけではなく、中長期的にクリエイティビティや技術を融合させることを目指しています。
期待される協業の広がり
MOSH社とキリングループの連携によって、今後、健康や美容分野における新たな体験が生まれることが期待されています。たとえば、MOSHプラットフォーム上で、健康に関するオンラインコンテンツやフィットネスプログラムを提供することで、消費者にとって魅力的な選択肢が増えるでしょう。また、クリエイター同士のつながりを強化し、相互支援を促進する新しいエコシステムを形成することにも寄与します。
企業のビジョン
キリングループは、自然と人との調和を重んじ、新たな「食と健康」の可能性を開拓する企業です。「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」への投資は、まさにその理念を具現化する取り組みと言えるでしょう。MOSH社の革新性と、キリンのマーケットにおける強みを掛け合わせることで、より良い社会の実現に貢献することが期待されています。
まとめ
今回の出資は、個人クリエイター支援の新たな扉を開く一歩です。今後の展開に目が離せません。両社が協力し合い、どのような新しい価値を提供していくのか、今後の動きに期待が寄せられます。