災害時の子ども支援に関する新刊『現場発災害時に子どもを支える』を紹介

新刊『現場発災害時に子どもを支える』のご紹介

特定非営利活動法人日本教育再興連盟（ROJE）が新たに発表した書籍『現場発災害時に子どもを支える〜私に、あなたにできること〜』が、2025年3月5日、岩波書店から発売されます。本書の執筆には、ROJEの理事で、災害と教育の専門家である伊藤駿氏と中丸和氏が携わっています。彼らは全国各地の災害現場での経験をもとに、具体的な支援の実践例や直面する課題について深く考察しています。

伊藤氏と中丸氏は、子どもたちが災害に見舞われた際に直面する困難を理解し、それに対する支援策を探ることを目指しています。本書では、災害が発生した後の教育現場や地域コミュニティーの具体的対応について詳しく述べられています。特に、災害直後からの子どもの居場所支援活動において、どのような配慮が必要であるかが検討されています。

本書の構成

本書の目次は以下のようになっています。

1. はじめに
2. 第一章子どもと一緒に被災したら――抱える困難と支援の実践例
3. 第二章被災時の学校――教職員と教育委員会の困難
4. 第三章子ども支援を考える皆さんへ――何ができる？どうすればいい？
5. 第四章子どもを支える――未来へ
6. おわりに

この本では、特に被災地の子どもたちが置かれている厳しい状況や、学校や教育委員会が直面する様々な課題に焦点をあて、それに対する支援の具体例が紹介されています。また、読者に向けて、支援活動を通じて個人や地域が何に取り組むことができるのかを問いかけています。

どのように役立つのか

教育関係者や地域のボランティアが本書を通じて、災害時における子どもへの支援の重要性を認識することができます。伊藤氏と中丸氏は、自己の経験を基に、支援する際に考慮すべき点や実践的な知恵を余すことなく伝えています。学校の教職員や地域の支援者にとって、貴重な実践的手引きともなり得る本書は、子どもたちの未来を支えるための重要な一歩と言えます。