未来を創る教育への挑戦、ほしのさとの新たな小学校計画
兵庫県猪名川町で進行中の新しい学校設立計画が注目を集めています。これまで70年以上にわたり幼児教育を手がけてきた学校法人あけぼの学園と、NPO法人コクレオの森が共同で「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」を設立することを目指しています。2025年度の開校を予定しているこの小学校は、地域に根ざした教育を提供することを目的としています。
学校設立の背景
この取り組みは、幼児教育の充実を追求し、子どもたちにとっての良い学びの場を提供しようとするものです。特に、幼児期から小学校期にかけての教育が重要視されている中、学校法人あけぼの学園とコクレオの森は共に、その理念を実現するための具体的な形として、この新しい学校の設立を立ち上げました。
「六瀬ほしのさと小学校」は、保護者や地域住民の理解と協力によって支えられる学校を目指しています。教育方針としては、自己選択を尊重し、本物の体験を重視すること。また、コミュニケーションや対話を大切にし、地域と共に育つことを目指しています。
オンラインイベントの開催
新しい小学校に関するオンラインイベントが5月30日に開催されます。この機会には、あけぼの学園の理事長である安家周一氏が登壇し、小学校設立の意義や幼児期・小学校期の教育で重視すべきことについて熱く語ります。このイベントは、参加者にとっても貴重な学びの場となることでしょう。
参加費は一般チケットが1,000円で、寄付付きのチケットも用意されています。アーカイブの視聴も可能で、後日ダイジェスト動画が配信される予定です。
六瀬ほしのさと小学校の特徴
この小学校は地域に根ざした「まちの学校」として、以下の6つの教育コンセプトを掲げています。
1.
えらぶ:自己選択を尊重する
2.
やってみる:本物の体験を重視する
3.
はなす:対話を大切にする
4.
つながる:人・地域と共に学ぶ
5.
むきあう:自分を見つめる
6.
みとめる:自分も人も大切にし、違いを認め合う
このような教育を通じて、子どもたちは人や自然と調和しながら育ち、「自分らしさ」を発見することが期待されています。
今後の展望
設立予定の「六瀬ほしのさと小学校」は、現在兵庫県私学審議会に設置認可申請中です。子どもたちがどう成長するのか、地域の協力を得ながら、どのような教育が展開されるのか、その動向が大いに期待されます。これからの教育に対する思いを多くの人と共有し、さらなる理解を深めるために、ぜひオンラインイベントに参加してみてください。教育の未来を共に考える場を持つことができるかもしれません。
事業者情報
学校法人 あけぼの学園
この法人は1953年より大阪府豊中市を中心に、愛他心や自己抑制、忍耐力などの「非認知的能力」の育成を理念としています。
NPO法人 コクレオの森
「誰もが自分らしく生きる社会」を目指して、オルタナティブスクールや地域コミュニティの育成支援を行っています。教育の質を向上させるために、さまざまな活動を展開しています。
このように、新たな教育環境を整備する「六瀬ほしのさと小学校」の開校に向けて、さまざまな取り組みが進んでいます。地域の皆さんや関係者の協力を得ながら、未来を見据えた教育が実現されることを心より願っています。