メドメイン、ISMS認証を取得し情報セキュリティ強化を図る

メドメイン、重要なISMS認証を取得

メドメイン株式会社は2024年11月4日、福岡本社と東京オフィスにおいて、国際規格「ISO/IEC 27001:2022」と国内規格「JIS Q 27001:2023」の情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）認証を取得したことを発表しました。この認証は、業務における情報セキュリティの遵守度を示す重要な道標であり、今後も顧客の信頼を一層高める重要な要素となります。

ISMS認証取得の背景

メドメインは「テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界をつくる」という使命のもと、デジタル病理を支援するAI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供しています。医療機関で扱う機密情報をより安全に取り扱うためには、情報セキュリティの強化が不可欠です。このため、ISMS認証を取得することにより、顧客に対して安心してサービスを利用していただける環境を整えることが、このたびの決定に結びつきました。

ISMSは情報資産の管理体制を強化するもので、特に機密性、完全性、可用性を維持することが求められます。ISO/IEC 27001基準に基づいたこの認証は、リスク管理や改善のプロセスを通じて、従来のセキュリティ対策を超えた高い水準の情報セキュリティを確保するものです。

ISMS認証とは

ISMS（Information Security Management System）は、企業が情報資産を安全に管理し、外部からの脅威に対処するための枠組みを提供します。この認証の取得は第三者機関により確認され、組織の情報セキュリティのレベルが国際基準を満たすことを証明します。これにより、企業は信頼性の向上やリスクの軽減、法令遵守の促進を実現できます。

メドメインのこれから

今後もメドメインは、情報管理体制の強化に努め、顧客に対する信頼性を一層向上させることを目指します。デジタル病理の領域においては、病理プレパラートのデジタル化や遠隔診断の支援、AIによる高精度な解析を通じて、医学界に貢献することに注力していく方針です。また、転移学習を使ったAIの高速開発に成功したことで、癌検出に特化した病理AIの実現へと舵を切っています。