VTuberと共に魅力を発信する新スイーツプロジェクト
茨城県鉾田市は、地域の自然資源を生かした農産物の生産が盛んな場所です。能繁盛な農業の景色を背景に、今回、株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)が、市から「VTuberと共に鉾田をPR!」という依頼を受け、シティプロモーションの一環として、VTuberとのコラボ商品を展開することとなりました。このプロジェクトは、同じ事業に取り組む株式会社uyetとの協業により実現。それぞれの特色を最大限に生かした取り組みは、地域活性化への大きな一歩です。
農作物の魅力をスイーツで発信
鉾田市の農産物は、メロンやいちご、さらに今回はさつまいもにスポットを当てています。特にさつまいもは、農林水産省が発表するデータによると、鉾田市が平成26年から令和5年の間で、農業産出額の野菜部門で全国第1位を獲得しているのです。この事実は、地域資源の重要性を再確認させてくれます。
FLNは、この恵まれた土地で育った農産物の魅力を、より多くの方に知ってもらうために、VTuberとのコラボスイーツの開発に取り組みました。その第一弾として、さつまいもを使用したスイーツ「ななしホコタルト」を紹介します。このタルトには、地元の米川農園で育まれたさつまいもを使用し、その風味を引き立たせる特別な製法が施されています。
VTuberの楽曲がさつまいもに
「ななしホコタルト」の製造には、鉾田フルーツチーズケーキが携わっています。興味深い点は、このタルトを作る過程で、VTuberたちが歌い上げる楽曲が使用されていることです。具体的には、VTuber事務所「ななしいんく」に所属するVTuberたちの楽曲が、米川農園にてハウス栽培されているさつまいもに聞かせられ、その影響がタルトに反映されています。このようなユニークな手法により、食の新たな楽しみ方を提案します。
歌のタイトルには「はねる or Die」や、「バタフライエフェクト」、さらには「星空のエチュード」などもあり、楽しみが広がります。この取り組みは、単なるスイーツ開発にとどまらず、地域とのつながりや農業体験を深めるものです。
続くプロジェクトの展望
このプロジェクトは来年3月までの予定で、合計3回のコラボ商品を開発する計画です。今後も、鉾田市の農作物を活かした新たな商品が次々と登場することが期待されています。さらに、2025年12月10日からは、鉾田市のふるさと納税の返礼品としてもこのスイーツが取り扱われる予定です。
ふるさと納税は、地域活性化の重要な手段としても注目されています。寄付を通じて地域資源を活用した活動に参加できることは、多くの方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
まちスパチャプロジェクトの取り組み
この取り組みは「まちスパチャプロジェクト」の一環でもあります。このプロジェクトは、VTuberファンを中心に、地域の魅力を発信し、地域活性化やふるさと納税の拡大に寄与することを目的としています。これまでに、さまざまな地域で実施されてきたこのプロジェクトは、今後も新たな挑戦を続けていくでしょう。
今回の鉾田市とのコラボは、その一環として新たに始まった試みであり、地域の特性を生かしたプロモーションが行われています。VTuberを通じて発信される鉾田市の魅力に、期待が高まります。