対馬と壱岐の学び
2026-03-15 10:22:36

対馬市と壱岐市で平和絵本が生まれた学びの軌跡について

学びの場が広がる「3R-Forum」



2026年3月、長崎県の対馬市立東部中学校と壱岐市立石田中学校で「世界とつながる学び」をテーマにしたフィードバック講演会、3R-Forumが開催されました。このイベントでは、生徒たちが共同で制作した平和絵本『はじめてのナガサキ』について報告が行われ、彼らの学びの成果が国内外に広がっていることが共有されました。生徒たちは、自分たちの努力が「教室内に留まるものではなく、国際的な理解や希望につながっている」と実感し、次の行動への意欲を高めることができました。

PEACE BATTONプロジェクトの進展



なかよし学園は『はじめてのヒロシマ』をもとにした「PEACE BATTON」プロジェクトを全国で展開してきました。この中で、壱岐市立石田中学校の生徒たちは広島の原爆の歴史とそれに続く平和への取り組みを学び、世界に向けてそのメッセージを発信してきました。しかし、長崎の原爆の歴史を子どもたちに伝えるための絵本が不足していることも明らかになり、2025年に向けて新たな取り組みが必要だと感じた特定非営利活動法人なかよし学園は、対馬と壱岐の生徒たちと共に平和絵本『はじめてのナガサキ』の制作を開始しました。

深まる絵本制作の背景



このプロジェクトは、GCCラボの講演会から始まりました。参加した生徒たちは世界の現状を知り、「今、できること」を考えることを約束しました。『はじめてのナガサキ』の文章は、なかよし学園が作成し、長崎原爆資料館による事実確認も行いながら整えました。両校の生徒はそれぞれ異なる場面に合わせてイラストを制作し、それらが一冊の絵本としてまとまりました。

世界へ届ける平和のメッセージ



このようにして完成した『はじめてのナガサキ』は、ただの絵本ではなく、子どもたちの表現と地域の歴史、そして国際的な平和教育の接点をつくる新しい教材となりました。3月の講演会では、生徒たちが披露したこの絵本が、全国で多言語に翻訳される予定もあることが発表され、さらに2025年末にはクメール語版がカンボジアの難民支援プロジェクトに使用されたことも報告されました。

地元と世界を結ぶ新しい関係



東部中学校では、学習発表会の中でなかよし学園が生徒たちの活躍を紹介する講演が行われ、その後には「東中ふるさとフォーラム」が開催されました。このフォーラムは、地域住民とも共有する機会となり、平和学習と地域づくりの融合が模索される場となりました。

一方、壱岐市立石田中学校でも「なかよしリンクカード」を制作し、実際に生徒たちが国際的理解を深める新しい教材を開発しました。こうした取り組みは、ただ願いを込める平和ではなく、実際に行動を起こす力を育成するスタートとなりました。

将来への希望と連携



壱岐市立筒城小学校では、参加した児童が『はじめてのヒロシマ』の翻訳を行い、これがさらなる平和づくりの活動につながっている状況が報告されました。また、南スーダンへの食糧支援活動において、児童たちは思いを込めた「なかよしふりかけ」を送り届けるなど、地域の中でのつながりを意識した学びが展開されています。

「世界とつながる学び」は、地域の行動から国際的なメッセージを発信する力を育てており、小中連携を通じたサステイナブルな教育の新モデルがここで生まれていることが分かります。生徒たちが自らの経験から平和を「願う」だけでなく、「つながりをつくる行動」として実践する姿勢は、次世代への大きな希望となっています。

結論



なかよし学園代表の中村雄一氏は、戦後80年を迎える年に、長崎の離島から平和への思いを具現化したことに意義を感じています。今回の講演会を通じて生徒たちが「自分にもできることがある」と気づき、地域のために行動を起こすことの大切さを実感しました。これからも地域の教育を進化させながら、世界とつながる学びを拡大していく方針を明らかにしました。日本の離島から、平和で豊かな未来を築くための一歩を踏み出しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。