子ども偏食支援
2025-05-16 16:26:07

福岡初、子どもの偏食支援の新たな医療ネットワーク誕生!

福岡市が新たな挑戦を始めました。「こども偏食医療ネットワーク」という取り組みがこの地でスタートし、すでに多くの家庭が抱える子どもの食に関する悩みに光を当てています。この取り組みを推進するのは、NPO法人はぐもぐと大賀薬局、合同会社こども偏食少食ネットワーク協会の三者です。

背景:子どもの食事への悩み



子どもが食べないという悩みを抱える家庭は非常に多く、過去の調査によれば7割以上の家庭が何らかの形でこの問題に直面しています。インターネットや育児書には様々な情報が涌き上がっていますが、「何を試しても食べない」「相談する相手が分からない」という声が響き渡っています。このような状況の中で、子ども偏食は単なる好き嫌いではなく、小児摂食障害(PFD)という医療的な観点からも注目されています。

新たな支援体制の確立



今回のネットワークは、福岡市の大賀薬局舞松原店内に「こどもの食の相談コーナー」を設け、専門の管理栄養士が無料で相談を受け付ける仕組みです。このコーナーでは、保護者の悩みに寄り添い、必要に応じて小児科や小児歯科などの医療機関と連携することで、地域の食育支援を行います。

この具体的な支援策は、発達に応じた多職種による包括的な支援も視野に入れています。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門家と連携し、食事の問題にとどまらず、子どもの成長全体を見守ります。

相談会の開催



このネットワークの取り組みを本格的に知ってもらうため、「マタニティ&ファミリーフェスタHakataCCo2025」というイベント内で相談会を実施予定です。2025年5月25日に、福岡アイランドシティフォーラムで行われるこのイベントでは、保護者が直接専門家に相談する機会が提供される予定です。入場は無料ですが、事前のチケット予約が必要です。

代表者の声



このプロジェクトに携わる代表者たちは、各々異なる背景を持ちながら共通の目的に向かって協力しています。 NPO法人はぐもぐの小浦ゆきえ代表は、息子の少食や難病をきっかけに、食べられない子どもたちへの支援製品の開発に尽力しています。また、こども偏食少食ネットワーク協会の田島由佳代表は、企業や教育現場での保健師としての経験を活かし、保護者の日常の悩みに寄り添った取り組みを進めています。

未来への期待



この「こども偏食医療ネットワーク」の取り組みは、単なる相談支援を越えて、地域社会全体の食育を向上させる重要なステップとなるでしょう。子どもたちが健やかに育つための環境を整え、親も共に成長できる場が提供されることが期待されています。この活動が福岡市での成功を収めた先には、全国にも広がり、多くの子どもたちとその家族を救う手助けとなることを願うばかりです。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人はぐもぐ
住所
福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡 fabbit
電話番号

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