COROSと城西大学男子駅伝部が結ぶ新たなパートナーシップの意味

COROSと城西大学男子駅伝部が結ぶ新たなパートナーシップ

2025年10月10日、スポーツテクノロジーの先駆者であるCOROS（カロス）は、学生駅伝界の名門、城西大学男子駅伝部とのパートナーシップ契約を締結しました。この提携は、学生アスリートたちが世界で戦うための新たなステップを意味しています。

城西大学男子駅伝部の成長と実績

城西大学男子駅伝部は、2001年に創設され、以来日本の学生駅伝界で熾烈な競争を繰り広げてきました。彼らは学生三大駅伝で常に上位を狙う強豪チームであるだけでなく、トラック種目でも多くの日本記録保持者や日本選手権優勝者を輩出しています。特に、運動生理学に基づいた厳格で独自のトレーニングメニューには定評があり、選手個々の特性に応じた指導を行っています。

監督の櫛部静二氏は、低酸素トレーニングを中心に、生理学データを活用したトレーニング方法を導入し、選手のパフォーマンスを最大限引き出すことに努めています。彼の指導方法は、日本の伝統的なトレーニングに革新をもたらすものであり、多くの専門家からの注目が集まっています。

COROSの最先端テクノロジー

COROSは、アスリートのパフォーマンス向上を目指したスポーツテクノロジー会社です。彼らの製品は、厳しい環境下でも耐久性を発揮することで知られ、プロアスリートからの高い信頼を得ています。今回のパートナーシップにより、COROSの革新的なデバイスを利用することで、城西大学男子駅伝部はより精緻なデータ収集と分析が可能になります。これにより、トレーニングの効率化が期待され、さらなるアスリートの育成が進むでしょう。

交流が生む新たな視点

契約締結の一環として、COROSがパートナーシップを結ぶノルウェーの選手、ヤコブ・インゲブリクセン選手との交流が始まっています。東京での対話で、城西大学の選手たちからは、心拍数や血中乳酸値などのデータの活用方法について質問が寄せられました。ヤコブ選手はその答えとして、トレーニングの効果的な実施には、日々変化する心拍数などのデータを元に負荷を管理することが重要だと述べています。

また、彼は低酸素トレーニングに関しても言及し、適切な負荷の管理がパフォーマンス向上につながることを強調しました。選手たちにはデータだけでなく、自身の体の声にも耳を傾けることが大切だと励ましの言葉を送りました。

監督のコメント

櫛部監督は、COROSとの提携を極めて嬉しく思っていると語ります。トレーニングの方法とデバイスは常に最新であるべきという考えから、選手それぞれに適した管理が可能になると信じています。また、これにより個々の特性に応じたきめ細やかなコーチングが実現できると期待を寄せています。

「今後、COROSのウェアラブルデバイスを活用して、選手のトレーニング効率の向上を図ることが目標です」とコメントしました。